雑記帳

日常の出来事や、読んだ本のあらすじや感想など書いています。

コンピュータは嫌いだ。

2006-02-18 17:06:04 | コンピュータ
何年か前なんのおもしろみもない作業をしてた時Aさんに会って
「最近のコンピュータは嫌いだ。どんどん退化しているように思う。つまらない仕事ばかりしいて、まるで召使になった気分。」と話した。
「そんなことにいまごろ気がついたのか。僕は30年前に気がついた。そのころからコンピュータは嫌いだ。友達だと思うから腹がつんだ。敵だと思えばいいんだ。」と話が盛り上がった。
ところで30年前?そのころ毎日コンピュータはすばらしい。美しいと私にとうとうと話して聞かせたのは誰。コンピュータの世界へ引きずり込んだのは誰。Aさんではなかったのか。
「あのころから嫌いだったんですか。」
「うん。」
おぉ、すごいこといいますね。
もっともAさんの嫌いだは、「好きで好きで恋焦がれている。」と同義語かもしれません。
コンピュータの本質は変わってないのだと思う。だけと着飾らせ、厚化粧させたのは人間だ。面白くないと言ってコンピュータを責めるのは筋違いというものだ。
今正直仕事が楽しいかと問えば、楽しいとは言えない。昔の天に上るほどの感覚はない。とことん物事を突き詰める楽しさ、1と0の論理的な美しさ。いつの間にかどこかへ行ってしまった。
しかしでは別れられるか?いやできないだろう。嫌いだと言いつつ心の奥底に好きだという気持ちが残っているのだから。

ずっとずっと1つの仕事を愛し楽しんでいる人は幸せな人だと思う。