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“冬アジサイ”の花が咲き出しています

「 群馬・フラワーパーク」には、鑑賞温室が幾つかあります

 その中の一つでイベント温室がありますが、訪ねたこの日の温室には、 “冬アジサイ” の花がメインプランツとして植栽されていました

温室とは言え、真冬の今、“アジサイ” の花が見ることが出来るなんて・・・

“冬アジサイ”は台湾等に自生する常緑性の“トキワアジサイ”と、落葉性の“西洋アジサイ”の交配によって、世界で初めて作出された品種なのだそうです

“西洋アジサイ”は装飾花を楽しむように品種改良されてきたのですから、(種は出来にくいので)種子からの組み合わせで品種を増やせません                                                                              この為、“冬アジサイ”は「胚珠培養」というハイテク技術により、試験管で作り出された“アジサイ”なのだそうです

「胚珠培養」と言うのは受精後の胚を培養する事で、種の壁を越えて、雑種の植物体に成長させられると言うもののようです

“冬アジサイ”は花色の豊富な“セイヨウアジサイ”と常緑で花つき花持ちのよい“トキワアジサイ”を交配して栽培できるようになったもので、付けられた名前は“スプリングエンジェル”です

最近は“スプリングエンジェル”も幾つか花色や花形が違う品種が出来てきているようです

    “スプリングエンジェルフリルエレガンス(仮称)” 

開花期が1~2月で、花序はガク咲き、装飾花は大輪で一重咲き、花色は白あるいはパステル(淡紫)と紹介がありました

   “スプリングエンジェルピンクエレガンス(仮称)”

開花期が2~3月で、花序はガク咲き、装飾花は大輪で不完全な八重咲き、花色はパステルピンク(淡紫ピンク)と紹介されてました

これら“冬アジサイ”は冬に咲いた後に切り戻しをすると、春以降もう一度花を楽しむこともできるようです                                                                  3月中~下旬(さくらの咲き始める頃が目安)までに、花の下から2~3節のところで切ると、5~6月に2番花が咲き、その後は翌年の花芽を作るため、7月下旬までに同じく花の下から2~3節のところで茎を切ると、夏に伸びた枝の先端が秋に花芽となります

“アジサイ”といえば梅雨時の代表花で季語にもなっているのですが、“冬アジサイ”は年2回咲く訳で、冬詠む時は苦労しそうですね

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