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「つるべ井戸」を見つけました→「滑車」っていつ頃からあるのかな

先日、群馬・甘楽町にある名勝「楽山園」に行った折、園内の片隅で、往時に使った「つるべ井戸」が復元されていました

近寄って覗いてみると、4~5m下には水が湧き今でも充分使えそうでした                                                     復元されたばかりで、古さは残念ながら感じられませんが、逆に現代文化にも充分通用する生活設備だなと感じます                                                                      井戸掘り技術は世界中何処に行っても、通用するはずですから、今でも水を欲しがる地域ではきっとこんな形の井戸があるのでしょうね

現代では井戸を掘って、きっと電動ポンプでくみ上げるのでしょうね                                       でも昔は勿論電気はなかったし、今でもいたるところに電気が豊富にあるわけではないのですから、人力で(水を)くみ上げねばならないのですから大変です

そこで考えられたのは、「滑車」を使って軽々と汲み上げる方法です

「滑車」は紀元前1世紀頃からあったそうです                                                        もともとは、車輪として考え出され、更には船の帆を張るロープ張りに考えられた事から、色々のものに応用されるようになったと思われます

「楽山園」で見た「つるべ滑車」はもっとも単純な定滑車ですが、しっかりした構造で作られていました

情報の少なかった大昔に、その地その地の生活の中からさまざまな技術が生まれてきた訳ですが、「滑車」は人間が創造した最も最古の知恵の産物群に入ると思えます

「てこ」の利用は生きる中で、「滑車」よりも古いかもしれませんね

「てこの原理」を理論化したアルキメデスは 「立つ場所さえあれば、地球も動かしてみせる」 と言ったそうですが、非力な私も地球が動かせるのかなと思うと、なんかとても愉快になりました

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