日々の雑感記によるヘボ・マイ趣味紹介です。
ダッペの悠友ライフ
“松ぼっくり”=“松かさ”→“松毬”・“松傘”・“松笠”と書きます
室内インテリアに、木の実を使ってリースを作って飾ろうというのが結構流行であるようです 言い換えると「木の実アート」と言った所でしょうか
デパートの花屋さんで、「松かさ」がかごの中にいっぱい入って売られていました
価格は約一個20~30円・先日公園で一杯落ちていたなと思いながら、パチリ!!してきました
買う人がいるのかな
「松かさ」は、松の果実のようなもの(毬果あるいは球果)のことで、松毬・松傘・松笠とも書きます 子供の頃は松ぼっくり(=松ぼくり)と呼んでました
「松ぼっくり」は、「松陰嚢(まつふぐり)」が転訛した言葉で、晩秋の季語となっているそうです
かごの中の「松かさ」の実を眺めると、心が温かになりました
“松”は裸子植物なので子房がないのですから、種だけができ、果実(=果肉がある)は出来ません 即ち「松かさ」は、雄花の鱗片のやくからでた花粉と雌花のりん片の胚珠とが受精して、胚珠が種子となったもので、種子の集まりだと言えます
パチリ!した「松かさ」は黒松の「松かさ」と思えます 形は軸かららせん状に鱗片がついて、全体的に卵型塊りになっています 種は鱗片の裏側に張り付くようにあり、鱗片が外側に広がると、鱗片の隙間にある種はこぼれるのですが、しっかり閉じこもった形なのでなかなか外から見ることが出来ません
種が成熟するのには2年かかるそうです
枝先に今年雌花が咲くと、来年未熟な松かさができ、更に1年掛けて成熟し種を放出します 種を放出した「松かさ」はしばらく枝についていますが、風などで自然に地上に落ち役目を終えます
役目の終えた「松かさ」は大きく開いてやや球形に近くなり、毬(まり)のように弾んだり、転がったり・・・ これで役目は終わりとばかりにアクションが大きいです
ちょっと、薀蓄(うんちく) です
「松かさ」は英語で、 pine-coneといい、直訳すると、「松の木の円錐(球果)」です