ヌルボ・イルボ    韓国文化の海へ

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辞書にない韓国語 コットゥンシム(花ロース)

2009-11-23 00:44:11 | 韓国語あれこれ
       

 「江南ママの教育戦争」というドラマを見ていたら、「私が霜降り肉をごちそうします」といわれた男性が「霜降り肉!」と目の色を変えるシーンがありました。「食欲はないけど、いただきます!」と続きます。

 <霜降り肉>の部分、何と言ったんだろう?と思って聞きなおしてみると、<コットゥンシム>のようです。

 <トゥンシム>という単語はソウル現地で知りました。
 4~5年ほど前、地下鉄の東大入口駅近くで初めて韓国の日式トンカツ屋<トントントンカツ>に入ったのですが、メニューの中に<トゥンシム.등심>とか<アンシム.안심>とかあって、辞書を引いたらそれぞれ<ヒレ>と<ロース>とあります。
 ㄴとㅁの発音に留意しつつ、「アンシムチュセヨ」と注文したら、店員が厨房の「ロース!」と叫んでました。

 さて、<トゥンシム>に<コッ.꽃>=花がついたのが<コットゥンシム.꽃등심>すなわち<花ロース>ですが、私ヌルボは今まで知りませんでした。
 韓国では最上のロースを意味する一般的な言葉のようですね。脂が花のような模様で広がっているからついたということです。だから、<霜降り肉>で訳としてはぴったりですね。

 <コットゥンシム>とカタカナで検索したら、韓国グルメサイト等、約500くらいヒットしました。韓国ファンの人たちの間で、どの程度知られている言葉なのでしょうか?

※追記:韓国の高級焼き肉店での<コットゥンシム>のお値段は、100gで3万ウォン前後といったところです。これをおごってくれるというのなら、食欲なくても断わりませんよね。