遅ればせながら「さぎしま大会」レポート

午前3時半に起きるつもりが4時になってしまった。
いきなり朝寝坊で、今日の一日がどんな事になるのか不安な始まりである。
早々に仕度をし妻と出発。
妻の友人、みかちゃんとお兄さんを途中で乗せて三原港へと向かうが高速から見た日の出が非常に綺麗だった。




また、6時半のフェリーには残念ながら私の車の前でシャットアウト。
次のフェリーへ乗船し佐木島へ。
皆に手伝ってもらい椅子や杖などを運んでもらったので助かった。
ありがとうございます。
廿日市のトライアスロンで色んな方と知り合いになれ、今日久々に出会ってご挨拶をさせてもらった。
また、応援に駆け付けてくれた皆さんともご挨拶する。
トランジッションではバイクラック位置をマーシャルの方の好意により一番端に変更させていただいた。
これで他の選手に迷惑かけずに椅子が置ける。


●スイム
入水チェックを終え海に入り少しアップし浜辺近くで木村さんや谷口さん達と待っている間お話しをする。
スタート前に浜辺に上がるよう指示があり上がるが、立っている間は木村さんの肩をお借りした。



でも木村さんがじりじり前に出る。
わしもつられて前に出て、もう走り始めた。わしは走れないので頭から飛び込んだ。
前を見ながら泳いでいるつもりだったが気が付くと一番右端だ。
こりゃあいけんと思い中へ入ろうとするがいっぱい人がいるので入れない。仕方なく一人二人と上を乗り越えて中に入って行ったが、まあ～ここが大渋滞で縫う様に泳ぐ。
折り返しを過ぎた辺りからバラけだした。
途中足に貼ったキネシオテープがキックを打つたびにヒラヒラとなる。
どうやらテープが剥がれたみたいだ。
どうしよう…。
これじゃあランが心配だ。困ったな～。
と思いながら泳ぐ。
陸に上がる時に杖を受け取るが波で足を取られ、立ったかと思えば海の中あれ～！ザブ～ン！
また立ち上がるがザブ～ン！
ほんでまたザブ～ン！
なんか一人で波とたわむれていた。（超恥ずかし～い）
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4回目にやっと海から脱出できてやれやれだったけど、もうこれでマジ疲れた。



トランジッションではスーツを脱ごうとするが、首の後ろのマジックテープにワセリンが付いてヌルヌルし手が滑り思うようにはずせない。
目の前は選手が自転車を押してどんどん行っているので余計焦る。
やっと準備完了で自転車を押しながらケンケンで行くがこれが超～キツイ！
去年は途中で休んだっけ。
それでも沢山の応援の声が聞こえて来ると頑張れる。




●バイク
自転車に乗っても心臓バクバク状態でスピード感がない。
メーターを見ると30kmオーバーで結構スピードは出ているけどしんどい。
給水所では主にスポンジを受け取り身体を冷やしボトルで給水する。
そんな中「先頭」のゼッケンを付けたバイクが後方より来た。
去年はこんなの見なかったけど今年は見たと言う事は去年より早いって事かな～と思う。
その後を選手が通り過ぎて行った。
1週目は下り坂でもペダルを廻すようにしていたが2週目からは休む。
名前を忘れたけど一人の選手（何度かお話しした事ある人）が後ろをずっと走っていたらしく、横に来て「いいペースじゃ」とおっしゃった。
その後も後ろを走っておられ、３周目の最後の登りをダンシングで抜いて行かれた。




今回は、先週結構走りこんでいたので本番は追い込んだ走りが出来たと思う。
ただ気がかりなのはテーピングが効くか効かないかだ。
その打開策として嫁さんにテーピングを足首に巻くので、切って椅子の上に置いてくれる様大きな声で２周目から頼むが、自転車のスピードが速いので分かったかな～？
3周目に見るとテープとハサミを手に持っているので椅子に置くよう頼む。
４周目を終えトランジッションへ。
足首にテーピングを巻いてもらいながらランの準備。



●ラン
もう、のどが渇いていたので一気に2杯のみ頭から水をぶっかけて、いざ出発！



ここからが一番辛いパートだ。
どんどん抜かれる。
数え切れない位抜かれる。
悔しい！！！！！！！！！！



おまけに抜いてから歩きゃあがる！
その歩いているのにやっと追いついたかと思えば走る。
走ったかと思えば歩く。
わしの杖の音が近づくと走る。
くそったれ～！歩くな！って言いたい。
5人も6人も歩いている。
何で歩くんじゃろ？って思う。
わしは絶対歩かない！って決めている。（廿日市トラでは折り返し前で歩いてしまったけど…）
苦しいのは皆同じなのに…。
わしだって苦しいよ。
でも歩かん！
給水所では頭から水を5杯掛けてとか10杯掛けてとかお願いする。
そうするとザブザブ掛けてくれて少しは落ち着く。
そして2杯水を頂きお礼を言って出発。
どんどん抜かれる中で自分のペースよりちょっと早い選手がいたので付いて走る。最初は付いて行けたが、だんだん辛くなりやめた。
その選手もそのうち歩きだし、やはりわしが近づくと走る。
そして歩くを繰り返す。
「どんだけ～！」
走っていると水ばかり飲んでいるので糖分がなくなっていくのが分かり、去年はスイカも食べず走ったが、今回は糖分補給に立ち寄り何個か頂き助かった。
おまけに塩も頂く。
でも、1.5km手前位から腹が減って来て、何か食いたいな～と思うようになる。
最後の給水所で十分水を浴びて出発するが、今まで前に何人かいた選手が全くいなくなる。
最後の上り坂を登り、下っていると一人の選手が走って追い越したかと思えば歩き出す。
どうしたのかと尋ねると何か腹が痛くなったとか。
その後アスリートのウエアーを着た選手に「安井さんあと少し頑張りましょう！」と声掛けられた。
ゴール前では大きな応援を頂きながらゴールできる。



ゴール後、嫁さんが「椅子を貸してください！」と大きな声で叫ぶので、「まだまだ大丈夫」と言った。
去年はその辺の箱かなんかに座ったけど、やはり今回は力が付いてきている分大丈夫だ。

帰りのフェリーでやっと弁当を食べる事ができて落ち着いた。
高速道路のPAに立ち寄った時、尾道ラーメンののぼりを見て、こってこってのラーメンが食べたくなる。
二人を下ろして帰り道、その事を嫁さんに話したら、その夜はこってこってのラーメンを作ってくれ美味しく頂いた。
今回は昨年に比べるとスイム・バイク・ランとも早くなった。
その中でもランが早くなった。
これからもランの練習をしていきたいが、足部の疲れと相談しながら練習しないと、昨年の様に週2回練習をして痛めては何にもならん。


最後に、暑い中応援に来て下さった方々ありがとうございました。
また、大会関係者の皆様には色々ご迷惑をお掛けしました。ありがとうございました。そして、写真を撮って下さった嫁さんのお兄さん、
荒木さんその他の皆さんありがとうございました。
堀本さん、来年も宜しくお願い致します。