生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

自分は何処へ旅しているのだろう?幸福な日々の為の自問自答

2022年11月30日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
人生でも一番重要な体験、それが青年時代の混乱感だと言われています。青年時代の混乱感の意味を、当時、先生がきちんと教えてくれていたら大人になって混乱しても悲劇にはならないと思います。子供の頃の混乱感は成熟していない混乱感なのです。エリクソンという学者は13から22才頃の混乱感を心理療法での重要指標としています。この年齢の頃の混乱感がとても重要だ、と言われている理由は、壮年時代から高齢者の人生課程での混乱を治療する時に、13-22才ころの生育史での混乱感の原型を調べて、その成功例をもとに治療していくと短期間の間に治療がうまくいくのです。例えば<私って何と変な人間だろう、私っていつたいどんな人間、私は誰?>と悩んだ13-22才の頃の思い出がそれ以降の人生でも繰り返し同じ傾向と渇望を与え続けます。またこの時代に有名な哲学書を読んだり小説、詩、音楽、絵画を鑑賞したりしたいるとその名作の思想が発病の遠因となつている場合もあります。悩む価値、意味、それは逞しく生き抜いていく基礎訓練となる教育を誰かが教えておかないと13-22才の価値が半減してしまいます。
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