生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

自分は何処へ旅しているのだろう?:幸福な日々の為の自問自答

2021年09月14日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
精神医学で健康な心の状態とはどんな状態を言うのでしょう?そのような健康な状態の人に対して、あえてセラピストが質問をするとすると、どんな視点から質問していくでしょうか?その答えは<プロセススケール>と呼ばれている世界的な表を参考に上手に聞いていくことでしょう。有名な7つのポイントを意識しつつ、その患者さんに理解されるような質問をしていきます。子供の場合、女性、男性、高齢者、それぞれに理解出来る言葉を選びながら7つのポイントを聴く、相手の生活環境を見抜いて上手に聞いていきます。そしてカルテに7つのポイントの分析を7段階にわけて書いていきます。現代の心理療法の分析は案外正確に病理を把握しています。健康な人はどんな感情が自分に湧き出しても驚きません。日常の嫌な体験もそのまま受け止め、好き嫌いも明確で、気持ちの伝達も正確、解釈もひがむことなく、自分の問題から逃避することもない、人間関係も堂々として明るく関わっていきます。そのような理想的なありようは長い修行の成果ですが、どのようなありようが健康で、どのようなありようが不健康か、そのイメージをきちんと持っています。

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