生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

自分は何処へ旅しているのだろう?:幸福な日々の為の自問自答

2021年09月10日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
自分をつかれさせている原因の一つに無駄な戦いがあります。典型的な事例が実現不可能な夢の追求です。自分の実力も分からずに実現不可能な夢を追い求め疲れ果てていきます。夢を持つことは良い事ですが、不可能な夢をあたかも実現出来るかのように錯覚している事例です。救世主病と言われている患者がいました。自分は救世主だと勘違いしているのです。人が借金をして苦しんでいるのを見ると自分が保証人となり莫大な損失をしてしまうので遂に親族がその人を病院に連れてきました。悩む人を見ると手をかざして自分のエネルギーを相手の顔にむけてあたかも放出しているかのごとき錯覚をもつようです。暗示にかかり元気になる事例もありますが、うまくいかないとあなたの背後に悪霊がついている、と断言しますので相手は益々病理が深まり、その親族は警察に相談していきます。この種の事例があとをたちません。現実吟味力に病的なゆらめきがあると本人も周囲も不幸になつていきます。
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