「私は私」と考える事自体は生涯、大切な思想と言われています。この思想を迷わず信じて生き抜いていくと、どんな人生状況になりましても、所詮は自分一人で生き抜く覚悟が必要な人生ですので、この信念があれば、錯乱して人生を駄目にする事はないでしょう。但し、この思想で生き抜く時は、時々立ち止まり、深い反省をする必要があります。例えば、窃盗罪で入獄している人が世間に戻り、この「私は私でいい」という根本思想があるとすると、どうなるでしょうか?何度も同じ罪で入獄してきます。極端な例で恐縮ですが、私は私、という信念で生き抜く場合、反省の視点は色々ありますが、その沢山の視点の反省点の中で、とりわけ重要なものが「愛の領域」と言われています。自己肯定他者肯定の思想、共存共栄の思想での「私は私」でないと、わがまま、独善、嫌な人、と言われる可能性があるのです。私は私、という生き方の結果、自分も他者も明るく爽やかで元気になれる雰囲気の「私は私」でなければ、その生き方は人類社会を幸福にはしません。私は私として生きれば生きるほど、汚れと禊、が必要となるような物語は周囲に沢山あります。カリスマ性があり、魅力的な人間は周囲からもてはやされます。有名な政治家、俳優、経済界の重鎮、労働組合のリーダー、その他もろもろの世界には実に魅力的なイメージの人々が沢山いて、それに振り回されている人々の悲劇の物語もあります。自己中心主義、わがまま、と「私は私」は本来、違うのですが、その場の劣等感、挫折感を乗り越えさせる為に、カウンセラーは時々、「私は私」でいい、といいたくなる誘惑にかられます。「私は私」は宝物的思想ではありますが、日本人のアイデンティティの一つである「汚れと禊」での負の入り口でもあります。自分を堂々と主張して生き抜く為にも人一倍の修行が必要なようです。人生、甘くないなあ!しかし、この人生は何とも楽しい。
<自分は何処へ旅しているのだろうか?:353>
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