五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

母国語の手紙

2013年08月01日 | 第2章 五感と体感
毎年恒例の山中湖に行ってきました。
いつもの処に泊まり、いつものメンバーが集い、何となく似たような話題をベースにお喋り三昧となります。

ただし、今回の集いは、ちょっと刺激的でした。

私達が敬愛しお付き合いしているイエズス会の神父さんは、夏の間はお山のしもた屋に住んでいらっしゃいます。今にも柱が折れそうな古い日本家屋です。森の小路の奥にひっそりと佇んでいる家は、とても私には住める環境ではありませんが、一人で気楽に過ごしたいため、もう何十年も夏をここで過ごしていらっしゃいます。

毎年夏の終わりから母国スロベニアに二、三カ月滞在するための準備や、論文や原稿などを書き、静かな時を一人で過ごされています。

夏の山中湖とクリスマス週間にお会いし、共に過ごすことをかれこれ10年続けていますが、誘ってくださった恩師ご夫妻は何十年もこのパターンで集っておられます。

有難い出会いです。

4年前にスロベニアを案内していただき、それ以来スロベニア語を勉強している、、、と、言いたいところですが、発音が難しく、覚えられたのは挨拶程度。こんな私が7月の初めに神父さんにスロベニア語で手紙を書きました。
書いた、というより、写したと云う方が正しい表現ですが…。
日本語で書き翻訳機能をポチっと押すとスロベニア語まで訳してくれるスゴイ時代となったわけで、この機能を使って驚かせようと思った次第です。

短い手紙ですが、受け取った神父さんは、コミカルなスロベニア語に大受けし、私がやってくるのを待ち受けていらっしゃいました。

翻訳機能で書いたハチャメチャな手紙を大事にポケットに入れ、時々読んではニヤニヤと笑っていらしたようで、私にとっては思わぬウケに、嬉しくなりました。

日本語で暮らしている私が、母国スロベニア語で手紙を書いたことに、私以上に幸福感を感じられたこともしみじみ伝わりました。

来年は、どんな内容を書こうか、、、と、今から楽しみだと語り合いながら、夜更けまで歓談した今年の集い。来年も互いに元気に集合したいものです。

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