五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

思索と行動

2013年08月20日 | 第2章 五感と体感
思索できる人が行動できる人とは限りませんし、行動できる人が思索できるとも限りません。

思索の深い人ほど行動とのギャップがあったり、行動的な人ほど思索が浅かったり、そこそこのバランスが取れている人なんてそうそうお目に掛からないように思います。

哲学だけでは食べていけないけれど、哲学する人が食べていける事も必要なのだと私も思います。
昨日のツイッターでそのようなことをふと呟いている方がいらっしゃり、なるほど、そうだな、と私も思ったわけです。

今、世田谷美術館で開催中の榮久庵展を拝見しても同じような事を感じました。

僧侶でもありプロダクト&グラフィックデザイナーでもある榮久庵氏の仕事は、洗練された美学を感じますし、御自身が描いている浄土の世界、及びプロダクトデザイン化した寺院のありようも哲学無くしては表現し得ません。

想い描いていることを形にする行為に理想と現実のギャップはつきものです。
そのギャップをいかに縮めていくかは、思索と行為とのギャップを縮めていかなくては叶うものではありません。

行為=行動をどう自分の思索と繋げていくかは、兎にも角にも行動を伴っていなくては成されないわけです。

その行為が、時には数式であったり、文章であったり、創作であったり、もしくは営業であったり、、、

脳みその中での想いが映像化できたり、文章化できれば、一歩前進の行為であり行動であるわけです。

つまり、言語化すること自体が行為でもあるのです。

1.想い描き、想像する。イメージ化する。
2.言語化する。
3.行動する。
(自己実現の法則)

この「3Vの法則」は、多くの人々の実証から成り立っていることを改めて成程なぁ~と、思いました。

行動できるものだけを言語化していることも多い様な自分は、最近、行動したいものを言語化してみる事を暫くしていなかったような気がしてきました。

デザインに変換した榮久庵さんの浄土の世界を見て、数日後に、色々と想いが湧き上がってきております。。。

こういうのも、ありかな、と。

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