五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

あの世とこの世を結ぶのは自分

2013年08月28日 | 第2章 五感と体感
メメントモリ(死を想う)を思索していると、この世の世界をどう生きるかという問いかけにに必ず繋がります。

先日の能楽発表会の後会で「あの世の人を演じていると、今、そのままあの世に行くことに怖れを感じない」という会話が自然になされていることに、私自身嬉しく思いました。

自分の死に対して、あの世の世界を信じている私は怖いとは思いませんが、一方で自分がどのように死んでいくかを考えると得も知れない不安感が訪れます。

そして、家族親族、親しい人の死によって、遺された自分自身の感情の取り扱いに苦労します。

会いたい人に会えない。
触れたい人に触れられない。
言葉を交わしたい人と言葉を交わすことが出来ない。

遺された自分はどうすればよいのか。

大きな悲しみと不安感を抱える中、ときたまあの世から会いたい人がやってくることがあります。

会いたい人に会えた時、「どう生きるか?自分はどう生きていけばよいのか?」の問いに対する答えが自分の内に宿る答えどおりに答えてくれることがあります。

自分が見ているものは、自分にとっては真実のものであり、事実であるわけです。

あの世にいる人が目の前に現れ、自分自身がより良い解釈が出来た時、あの世とこの世が繋がったかのようになります。

それは、もしかしたら生死を超えた魂の交流であるかもしれません。

先日、NHKで放映した「東日本大震災で家族を亡くし、その亡き人があの世から自分の目の前に現れたことで、遺された人が生き抜く力を頂いたことを追ったドキュメンタリー」番組は、大変、感慨深いものでした。

魂を信じた人は、心と身体を骨太にしていくのかもしれません。

クリック応援お願いします♪「生き甲斐の心理学/五感で観る」
人気blogランキング

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする