五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

宮城県山元町報告

2013年08月21日 | 第2章 五感と体感
東日本大震災の被災地、宮城県山元町に、私どもNPO法人CULLカリタスカウンセリング学会がお付き合いさせていただいているデイサービスの「NPO法人ささえ愛山元」さんがあります。

甚大な被害を受け、職員が亡くなり、家族が亡くなり、言葉に尽くせないほどの哀しみを経験している方々との交流により、私達も心の糧を頂きながら、身の丈にあった活動をさせていただいています。

自宅も職場も流され、2011年8月には近くの民家を借りデイサービスを再開。以降、国道六号線を越えた高台に土地を探し、工期が遅れに遅れ、ようやく完成しました。

次へ次へと目標を立て、行動していく理事長さんは、今や宮城の母と呼ぶくらい尊敬し敬愛し、親しみを持ってお付き合いしています。スタッフの皆様や勉強会で知り合った皆様の働きも素晴らしく、交流を深めるごとに気持が通じ合っていくことを私自身嬉しく思っています。繋がりを作ってくれた元スタッフのBさんは私達の勉強仲間です。

そして、今週、開所式が行われます。

色々な繋がりによって新たな出会いも生まれています。

それぞれの人がそれぞれの役割で関わることで、幸福感を持つ人が更に増えていきます。

自分の役割を見つけ、その役割を成すことができると、生き甲斐にも繋がっていきます。

幸福の条件を考える事よりも、身の丈にあった自分の役割を共に遂行していくうちに、何か道が開けていくように思います。

そのためには目標を持つ事は大事でしょうし、目標に囚われ過ぎない事も大事なことかもしれません。
「今日一日を悔いなく過ごすことが重なっていくといつしか成されること」を信じている人を見ていると強さを感じます。

哀しみもあり。憂いもあり。口惜しい事も怒りもあり。
つきなみな言い方かもしれませんが、これらの感情経験が幸福感をより大きく深くします。懐も大きくなります。

出来ないことを憂うよりも、出来ていることを喜ぶことのほうが前向きなエネルギーが溜まっていきます。

山元町の皆様の健やかな心と身体を祈り、目に見える復興を期待しています。

高台移転を成した「ささえ愛」さんの今後の働きを期待しています。昨日、お電話で話した理事長さんやスタッフの皆様のお声は、リズミカルに明るく弾んでいました。ほんとうに嬉しく思います。

おめでとうございます。9月にお目に掛かるのを今から心待ちにしております。


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