五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

飛鳥寺と中学生 奈良旅9

2013年06月17日 | 第2章 五感と体感
奈良旅二日目は盛りだくさんの行程吉野~談山神社~岡寺を巡り、段々と疲れも出てきた閉院ぎりぎりの時間に、二日目最後の訪問寺院は飛鳥寺。

何度か訪れた事のある飛鳥寺は、現在は田んぼや畑の真ん中にぽつんと佇んでいます。縮小されコンパクトになりながらも明日香の風情が色濃く感ぜられます。日本最古の大仏と云われている飛鳥大仏を拝むために本堂に入ると、東京からやってきている中学生の団体に出会いました。

僧侶の話に耳を傾ける者、一心に拝んでいる者、面倒くさそうにしている者、どの姿も中学生らしく、修学旅行というきっかけを20年、30年後に活かしている私達のようになる子供達がこの中に数人は居るであろうことに、未来永劫を期待するワクワク感を頂きました。
本堂を出ると、一人の男子生徒が、靴を履き替える板の上に足を伸ばして座り、ぼぉっと境内の風景を眺めていました。
「こういう子、いいねぇ~~」と、友人と顔を見合わせ二コリ…。

飛鳥寺の裏木戸からは蘇我入鹿の首塚があります。この首塚も、畑に囲まれた処にぽつんとあり、住民の方々が普段使用する路でもあり、ふと20代の頃、一人で歩いた奈良の旅を思い出しました。農道を歩きながら石仏を巡った旅でした。多分、現在はその風景に出合うのは難しいと思います。
裏木戸の住職さんがお住まいになっているお家のエントランスにいつも居る柴犬のイブちゃんにも再会することができ、何度も手を振り、あちらは尻尾を振り、再会を喜び合いました。(再会を喜び合ったのは私の方ですが。。。)

飛鳥寺に住むワンコの名前が「イブ」というのも、「象徴学的に云うならば、明日香の始まりを意味する原初的な意味を含んでいる犬の名である。」などということも思いながら、飛鳥寺の境内から庭を眺める中学三年生に同じような意味を重ねてみたり。。。

盛り沢山な旅の二日目6月7日は暮れたのでありました。

続きはまた明日。。。

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