五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

鎌振る弁慶

2009年10月13日 | 第2章 五感と体感
連休最後の午後、横浜能楽堂で「正尊」(しょうぞん)を観ました。

平家物語の一連でありますが、滅多に「正尊」は、やらないそうです。

能を初めて見た人には、入り易い演目だったかもしれません。
なぜなら、歌舞伎に近いものを感じたからです。しかも演者は面を着けません。

義経を討とうと西から訪れた「正尊」は、義経の館での宴席で、疑いを掛けられますが、起請文を弁慶に読ませ、身の潔白を訴えます。
無事、宴が終わりますが、「正尊」は、義経を打つべく行動を起こします。
結局、弁慶に取り押さえられられたところで、舞台は終わります。

それにしても、その日の午前中に、昨日のブログで書いた江戸時代の弁慶さんを裏打ちし、形振り構わず慌てて能楽堂に駆け込んだ私は、思わぬ繋がりにまたまたニヤニヤ。。。

シテ役が義経で、ワキがなくツレが弁慶や正尊だったので、義経が麗しく舞うのかと思いきや、弁慶の太刀振る舞いで幕が下りた(能は幕がありませんが)ので、いやはや、、、弁慶に鎌振られたのは「正尊」であったことにホッと胸をなでおろした私でありました。

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