五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

モンマルトルの風景

2009年10月20日 | 第2章 五感と体感
先日銀座の画廊で個展をしたパリに住む画家の友人から絵が届きました。
4号サイズの小さなものです。

小さな絵なのですが、とても思い出深い風景が描かれています。

彼女の家は、パリの下町、サクレクールの丘の袂で、ムーランルージュの路地を入り、その昔、印象派の画家達や音楽家が集まったモンマルトルにあります。
映画アメリの舞台になったカフェも近くにあります。

古い螺旋階段を昇り二つある扉の左側が彼女のアパートです。
ヨーロッパの家の三階は、想像以上に高い位置にあります。窓から見える風景は、細い道路を挟んだ家の窓。少し目線を上げると細い煙突と屋根が見え、その上にはパリのお空が広がります。

その風景が描かれた絵です。

訪れるたびに、この部屋にお世話になり、足を伸ばし、手作りの美味しい食事を頂きました。
彼女の家とその周辺は、我が家の原風景といっても過言ではありません。

ずいぶん前から我が家のリビングに掛かっている絵は、彼女のアパートの入口付近から描かれた風景です。その絵を描いたのは彼女の大切なパートナーのS氏の絵です。

ポンヌフ(セーヌ川で一番古い大きな橋ですが、訳すと「新しい橋」)で絵を描いている時に、誤って道路にころび、車にひかれ亡くなりました。あれから10年近く経ちます。

これらの絵は二枚でひと組の絵かな。。。と思います。
二つの絵が奏でる旋律の波長が心地よく聴こえてきます。

大切にしたい宝物です。

クリック応援お願いします★
人気blogランキング ☆ありがとうございます
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする