五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

スロヴェニアのエルサレム

2009年10月04日 | 第2章 五感と体感
「美しい葡萄畑に連れて行ってあげます」そう言われクロアチアの国境付近に広がる葡萄畑に…

白ワインが中心のこの地は、聖地エルサレムと同じ「エルサレム」という地名。

低い丘に連なる葡萄畑は、日本の茶畑と同じように等間隔に道を作り、規則正しく葡萄の木が植えられてあります。
牧歌的でのどかなこの村も、戦争のことを語ると無残な過去を知ることとなります。

そのようなことがあったなどとは「今このとき」しか知らない旅人の私たちにはピンときません。

ともかく、美しいのです。

葡萄畑の丘の上にあるレストランに入りました。ムスカソボタ№のタクシーもワインを楽しみたいお客さんを乗せてきたらしく数台が待機中…

私たちは、案内役のFr.Jさんが、持病を抱えてらっしゃるので気兼ねせず混じりっ気のないワインを堪能し、そば粉のお饅頭に生クリームと豚の脂カスが乗せられた郷土料理を頂きました。戦争を体験している恩師と母は、お国が違うのに同じものを食べて忍んだことに感激しつつ、ペロッと平らげていました。
さすがの私も、飽きてしまい完食できず…

エルサレムでワインを飲みながら、食べられない時代に育った人たちの逞しさを知ることとなり、生き伸びて、ここで食事をしていることに感謝した次第です。

9・23
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