小岩、わたしの小岩。ピンキーとキラーズの「恋の季節」が、総武線の黄色い列車に揺られると
自然に口をついて出てくる。小岩、わたしの小岩……
空を染めて燃えたよ~♪
そんな小岩の駅のホームから、ミシン屋さんが見えた。昭和だ。昭和。いちども降りたことない
わたしの小岩で下車して、ちょっと歩いてみる。
昭和通り商店街
うってつけの通りをみつけて通り抜ける。酒飲みが、小岩はいいよと言っていた。安そうな店が
ちらほら目に入るが、朝なのでシャッター下りてる。ホッピーもサワーも飲めない。
ペアで御招待って
男同士でくる店じゃないのか。巨人戦より、日ハム戦ばかり当たりそう。それはともかく、5時
から6時まで、酎ハイやサワーが100円。なんてハッピーアワーだい。5時まで待とうかなと
思ったけど、あと7時間もあるし、夕方には帰宅して子供にごはん食べさせないと飢えちゃう
からムリ……「当店と同名のお店がございますのでお間違いのないように」って書いてある。
もしかしてあの有名な全国チェーンのことか?
電気屋さんにワーゲンの抜け殻
ビートルの抜け殻が5台も連なっている意味がわからん。商店街を抜けると住宅街だった。
かまわず歩いていくと、たしか禁止になって十ウン年になるが……?
ゴミを焼いていた
まいっか。ダイオキシンがどうのこうので、庭で日記も燃やせなくなって、しかたなくブログ
が発生したんだっけ。違ったかな。
エミューがつっつくよ!
近寄ると、本当につっつきそうな顔しやがるからエミューは油断も隙もあったもんじゃない。
どうして小岩のこんなところに、エミューがいるんだろう?
影向の松?
道路標示になにやら御大層なことが書いてあるっぽい。どういうんだろう、「影向の松」って。
善養寺とやらに立ち寄ってみる。
これのことか……
随分と枝を伸ばしてるな
ようごうの松と読むらしい。樹齢六百年、国天然記念物。へー。樹高は8メートルほどでそう
高くないが、地上約2メートルのところで枝を四方に伸ばし、82本の支柱が重みを支えてる。
繁茂面積は800平方メートル以上に達して日本一だとか。
なんか碑がある
影向の松ともうひとつ、天明三年浅間山噴火横死者供養碑って書いてある。浅間山といえば
軽井沢のほうなのに、また遠く離れた小岩でどうして横死者の供養を?
天明三年といったら232年前
浅間山の噴火で小岩にも火山灰は降ってきたけど、それで人が死んだわけじゃなくて、火砕流
で群馬の吾妻川が堰き止められて流域の村が押し流され、水死者が利根川から江戸川を流れ
小岩にたくさん漂着したと。その十三回忌にあたる寛政七年に、小岩の村人が建てた供養碑が
いま善養寺にあり、それが写真の右端の碑。ふーん。(ちなみに中央は傘張りの碑)
墓地の向こうは江戸川だから
あのあたりに流れ着いた遺体がたくさん積み上げられた様子を思い浮かべてみる。自動車が
通るのも差し支えるほど死屍累々、そりゃ小岩の村人も供養したくなるかも。
いちめんに土左衛門がみえる
さて、やみくもに小岩を歩いたから、駅まで戻る道がわからない。エミューとかワーゲンとか
たどって帰るしかない……
小岩駅はこちらです
ねじれているのが気になるが、親切な案内が道端にあったので、それを頼りに住宅地を歩く。
小岩の住人は昔も今も優しいな、水死者は供養するし道案内は出すし。
花火屋酒店
売ってるのは花火なのか、それとも酒なのか。花火屋酒店。まぎらわしい。酒なんだろうけど、
夏は花火も置いてたりして。
健康ランドで大衆演劇やってる
都内で唯一って書いてある。寄って行こうかと思ったけど、そういう気分じゃなくてやめた。
いつか静岡の焼津で似たような施設に入ったっけ……小岩、濃いわ。
関連記事: 焼津 (健康ランドで大衆演劇)
自然に口をついて出てくる。小岩、わたしの小岩……
空を染めて燃えたよ~♪
そんな小岩の駅のホームから、ミシン屋さんが見えた。昭和だ。昭和。いちども降りたことない
わたしの小岩で下車して、ちょっと歩いてみる。
昭和通り商店街
うってつけの通りをみつけて通り抜ける。酒飲みが、小岩はいいよと言っていた。安そうな店が
ちらほら目に入るが、朝なのでシャッター下りてる。ホッピーもサワーも飲めない。
ペアで御招待って
男同士でくる店じゃないのか。巨人戦より、日ハム戦ばかり当たりそう。それはともかく、5時
から6時まで、酎ハイやサワーが100円。なんてハッピーアワーだい。5時まで待とうかなと
思ったけど、あと7時間もあるし、夕方には帰宅して子供にごはん食べさせないと飢えちゃう
からムリ……「当店と同名のお店がございますのでお間違いのないように」って書いてある。
もしかしてあの有名な全国チェーンのことか?
電気屋さんにワーゲンの抜け殻
ビートルの抜け殻が5台も連なっている意味がわからん。商店街を抜けると住宅街だった。
かまわず歩いていくと、たしか禁止になって十ウン年になるが……?
ゴミを焼いていた
まいっか。ダイオキシンがどうのこうので、庭で日記も燃やせなくなって、しかたなくブログ
が発生したんだっけ。違ったかな。
エミューがつっつくよ!
近寄ると、本当につっつきそうな顔しやがるからエミューは油断も隙もあったもんじゃない。
どうして小岩のこんなところに、エミューがいるんだろう?
影向の松?
道路標示になにやら御大層なことが書いてあるっぽい。どういうんだろう、「影向の松」って。
善養寺とやらに立ち寄ってみる。
これのことか……
随分と枝を伸ばしてるな
ようごうの松と読むらしい。樹齢六百年、国天然記念物。へー。樹高は8メートルほどでそう
高くないが、地上約2メートルのところで枝を四方に伸ばし、82本の支柱が重みを支えてる。
繁茂面積は800平方メートル以上に達して日本一だとか。
なんか碑がある
影向の松ともうひとつ、天明三年浅間山噴火横死者供養碑って書いてある。浅間山といえば
軽井沢のほうなのに、また遠く離れた小岩でどうして横死者の供養を?
天明三年といったら232年前
浅間山の噴火で小岩にも火山灰は降ってきたけど、それで人が死んだわけじゃなくて、火砕流
で群馬の吾妻川が堰き止められて流域の村が押し流され、水死者が利根川から江戸川を流れ
小岩にたくさん漂着したと。その十三回忌にあたる寛政七年に、小岩の村人が建てた供養碑が
いま善養寺にあり、それが写真の右端の碑。ふーん。(ちなみに中央は傘張りの碑)
墓地の向こうは江戸川だから
あのあたりに流れ着いた遺体がたくさん積み上げられた様子を思い浮かべてみる。自動車が
通るのも差し支えるほど死屍累々、そりゃ小岩の村人も供養したくなるかも。
いちめんに土左衛門がみえる
さて、やみくもに小岩を歩いたから、駅まで戻る道がわからない。エミューとかワーゲンとか
たどって帰るしかない……
小岩駅はこちらです
ねじれているのが気になるが、親切な案内が道端にあったので、それを頼りに住宅地を歩く。
小岩の住人は昔も今も優しいな、水死者は供養するし道案内は出すし。
花火屋酒店
売ってるのは花火なのか、それとも酒なのか。花火屋酒店。まぎらわしい。酒なんだろうけど、
夏は花火も置いてたりして。
健康ランドで大衆演劇やってる
都内で唯一って書いてある。寄って行こうかと思ったけど、そういう気分じゃなくてやめた。
いつか静岡の焼津で似たような施設に入ったっけ……小岩、濃いわ。
関連記事: 焼津 (健康ランドで大衆演劇)