銅の表面が「腐食」して「緑青」に覆われています。この「みどりあお」と、云うよりも「暗緑色」という感じに見えます。
小さい頃に「緑青」は「毒」だと「教わった」記憶があります。しかし、数年前に「毒物」ではないと知りました。
「製錬技術」が未発達な時代の「銅の中」に多量の砒素が混入していたので「中毒」を起こしたそうです。今の「緑青」には「毒」はないそうです。
しかし、いまでも「銅板張り」を見ると「緑青」、そして「毒」と連想してしまいます。「暗~い」裏街の、陽のあたらない「湿った」路地、犯罪の匂いがしてくるのです。
そうなんです。何故か?「あの」あれです。「猟奇殺人」と云われた「阿部定事件」の事が「イメージ」されるのです。
「阿部定事件」は「荒川区尾久」の「待合い茶屋」で、昭和11年に発生しました。今から70年も前のことです。
戦争を前にした「昭和11年」これもピッタリときます。そして、「荒川区」で「尾久」で「待合い」です。舞台として「何か」が起きる「雰囲気」です。
そういえば、「仲間由紀恵」と「阿部寛」の出演したドラマ「トリック」で、手品師役の「仲間由紀恵」が住んでいた「木造アパート」も「尾久」でした。
「大学教授役」が、そう!何と。「阿部定」と「一字違い」の「阿部寛」でした。それにです。手品師役は「貧乳」で、何故か?教授役は「巨根」の設定でした。
このドラマで「仲間由紀恵」の「ファン」になりました。彼女には「独特の雰囲気」があります。「トリック」での「手品師」は「最高」でした。
この「ドラマ」を「面白く」していた「一つ」に、荒川区の尾久が「舞台」として登場している事です。不思議な「感覚」を「醸し出して」いるのです。
そうです。「銅板張り」です。私にとって、「緑青」の「色」は、「阿部定事件」に「タイムスリップ」する、「不思議」な存在です。
それでは。。。。。。。