雪香の星月夜日記

山口雪香の歌がたり、ささやき、ひとりごと

けふありし硝子も虹も束の間にいにしへとならむ何か残るや

2021-05-15 21:05:00 | Weblog

 数日ぶりに、ようやくチェロを弾けた。

 母の容体が思わしくなく、互いに噛み合わない感情をこじらせる。母は腰痛がひどく、歩行も前屈みも難しい現状。瑣末で家事の手間が増えてゆき、施設入所の準備などで時間と体力を使ってしまう。
 主婦だから、これで普通なのだが、その枠をひとつふたつ広げてチェロや油彩などを望むので、それが出来ない日も仕方ないが、いくらか残念な気持ちで眠る。

 今夜は楽器のおかげで嬉しい。

 明日はまた雑用を片付けに日帰りで甲府市へ行く。

 日常さまざまな濃淡の出来事も、たちまち過去になる。

 今私が引き受けている家内の事や役目など、どのように記憶に残るだろうかと思う。

 いずれ、夢のようだ。

 何事も、最後まで美しい夢にしよう。

 神に、全てに感謝。

 






庭の薔薇と、ペンドローイング聖母子。

イタリアルネサンスの画工、ペルジーノ模写。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アルファポリス