市の星月夜日記

織江市の短歌、エッセイ

底澄める闇ほのかならむ銀の絲に織りなす伝へ天女らのむた

2011-12-14 15:34:43 | Weblog


 思いがけず、「未来」の先輩の歌人の方から、歌集をいただいた。


 『白画抄』  安田斐佐子さま。


 歌誌で、御名前だけ存じ上げていたけれど、言葉を交わしたこともなく、お顔もさだかではない。


 お送りいただいて、初めて近まにおすまいと知る。


 お父様に導かれ、初め、画家を目指された。その後、歌の世界に。

 いろいろさまざまに素養の深い方、と。



 薄紫と白の典雅な装丁。お歌のなかに、お父様が逝かれたときの一首に「天女らがむた」とあった。

 

 そうして、お父様の散文詩のなかの言葉など。

 ささやきを紡がせていただいた。


 むた……万葉の言葉。名詞に助詞「が」「の」を伴って「とともに」という意味になる。

 「天女たちとともに」








 お歌を掲載したいけれど、御本人の了解をいただいていない。



 このブログをご存知なのかしら。



 あらためて御礼のお便りをさしあげる前に、さしつかえないと思う範囲で、日記に残させていただきます。



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