思いがけず、「未来」の先輩の歌人の方から、歌集をいただいた。
『白画抄』 安田斐佐子さま。
歌誌で、御名前だけ存じ上げていたけれど、言葉を交わしたこともなく、お顔もさだかではない。
お送りいただいて、初めて近まにおすまいと知る。
お父様に導かれ、初め、画家を目指された。その後、歌の世界に。
いろいろさまざまに素養の深い方、と。
薄紫と白の典雅な装丁。お歌のなかに、お父様が逝かれたときの一首に「天女らがむた」とあった。
そうして、お父様の散文詩のなかの言葉など。
ささやきを紡がせていただいた。
むた……万葉の言葉。名詞に助詞「が」「の」を伴って「とともに」という意味になる。
「天女たちとともに」
お歌を掲載したいけれど、御本人の了解をいただいていない。
このブログをご存知なのかしら。
あらためて御礼のお便りをさしあげる前に、さしつかえないと思う範囲で、日記に残させていただきます。