市の星月夜日記

織江市の短歌、エッセイ

月光のゆくへに掬ふひとつかみの砂のごと愛(は)しき夕暮れありし

2011-12-10 20:30:45 | Weblog



  ふと、夜に。



















 けふ暮れぬ花の散りしもかくぞありしふたたび春はものを思ふよ        前斎宮河内


































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さらさらと髪の下がり端かがよひて月の阜(おか)より女人透らむ

2011-12-10 13:32:07 | Weblog


 月蝕は今夜でした



 朝からさわやかな冬晴れ、夜には月の満ち欠け、くきやかに見られるでしょう。



 月、というと女性的なイメージなだけれど、日本神話や古典では男性みたい。





 月にはは「ささら、えをとこ」の異名があったと思う。

 ささら、は細かい、ほっそりした、という意味。えをとこは「愛しい男」

 ほっそりした美少年という感じかな。



 源氏物語でも、たしか光源氏は、まだ「首ほそき(空蝉)」若公達のころ、月光になぞらえられつつ、女性遍歴をしていたっけ。



 ことばをめぐる、なつかしい思い出。





 まちがっていたらゴメンナサイ。


 歌は、こんな書付とは違って、「透明な美少女(いつもだ!)」の幻想


 画像は、ヴィジェ・ルブラン夫人の自画像。


 この画家は自身が、とてもきれいなひとだったのでたくさん自画像を残している。


 ナルシシズムとはちがう、利発げな澄んだ表情を、彼女はいつもたたえていて、好き。















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