市の星月夜日記

織江市の短歌、エッセイ

なつかしむ追憶ひとひら結晶を雪にゆるして慰められよ

2011-02-10 20:50:12 | Weblog
 雪の予報。




 今年は各地で豪雪の被害たくさん。

 感傷的に,愛でて詠うのは気がひけるけれども。



 ……ふわふわと周囲の物音を吸い込みながら舞い落ちる雪の光景は、降雪のすくない地方に住むわたしには、やはり慕わしい。

 
 三好達治さんだったかしら。

 

      太郎を眠らせ 太郎の屋根に雪ふりつむ

      次郎を眠らせ 次郎の屋根に雪ふりつむ



 この詩を読んだときの、感動が思い出される。単純で、わかりやすく、それでいて異次元の世界みたいな、御伽ばなしみたいな画像。こどもたちの寝息と雪の静かさ。



 立原道造さんにも雪を詠ったうつくしい詩があった。




 
 非日常の情景。


 でも、どうか、被害がありませんように。















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