市の星月夜日記

織江市の短歌、エッセイ

風信子未知なる女人の彫り深き映像たちて夜匂ひたつ

2011-02-04 21:01:10 | Weblog

 数日前にヒヤシンスを買い、窓辺に置く。


 日当たりよいので、ここに来て、目に見える速さで膨らみ育ち、昨日あたりから次々と咲いた花が、あまく香りはじめた。

 「ほのかな……」と添え札には書いてあったけれど、なかなか濃い匂い。

 今も隣でしっとりと気配を放っている。



 ヒヤシンスを漢字で書くと、「風信子」だそうだ。立原道三さんの詩集から。


 つい、「かぜのぶこ」と読めてしまう。


 匂いや気配は、夜のほうが深く感じ取れる。





 
 静かに、なだらかに、今日も終わった。できる範囲のことは、ともかくつとめた、という一日。





 感謝。





 
コメント (2)
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