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プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★政府の経済対策(2/3):タイムプラン

2020-04-04 08:30:31 | 日記・エッセイ・コラム
 政府が検討している経済対策の中身を見ると、本格的に始動するまでに、どれだけの時間が必要なのか、不安になる。

 私は、経済対策に投じる総額は、GDPの20%位までなら許容範囲だと思っているので、総額60兆円でも100兆円でも異存はない。

 しかし、政策を実行するタイミングを間違えては、全く、実効性が無くなる。中小企業の融資にしても、申請から審査を終えるまでに1か月間かかれば、その間に、倒産する企業が出て、関係事業者や債権者に波及し、「負の連鎖」が無限に拡大する。

 政府が、緊急対策と長期対策を区分したプランを示せば、それぞれの立場で知恵を出し、協力しあって危機を乗り切ることが出来る。

 タイム・チャート付きのアクション・プログラムを明示することにすら、1か月や2か月の期間を必要とするなら、日本は崩壊への道を進むことになる。

★政府の経済対策(1/3):スピード

2020-04-03 08:51:16 | 日記・エッセイ・コラム
 1月の終わりに、業者に依頼した屋根瓦とガレージの修理が、3月27日にようやく終了した。

 工期は、わずか2日間だったが、コロナ騒動で、人手不足と機材の納品遅れで手間取ったようだ。やれやれと思っていたら、営業担当者がその日の夜に、「月末までに支払って欲しい」と請求書を持参した。

 「2か月待って、支払い猶予は3日間とは」と思ったが、身内に自営業が3軒あるので、資金繰りの苦労が分かるので、30日に払い込んだ。

 とりわけ、パン屋を営む義理の息子は、得意先が学校や保育所・幼稚園なので、開店休業同様の状態に落ち込んでいる。

 日本政府は、リーマン・ショックを上回る経済対策を打ち出すと意気軒高だが、実行されるのは、いったい何時になるのかと危惧している。

 メニューには、中小企業や国民生活を守る文言が並ぶが、国民は、それぞれの環境で、日々の生活をどう乗り切るか必死に努力している。

 緊急輸血が必要な時に、のんびり小田原評定を繰り返すばかりでは、手遅れになる。

 

★政府の正念場:コロナ対策(後編)

2020-04-02 09:01:05 | 日記・エッセイ・コラム
 PCR検査数は、目標8,000/日に対し、現状では1日2,000件以下。感染の実態を把握できなければ、緊急事態か否かの判断が出来るはずがない。

 政府が、躊躇している間に、感染ルートをトレース出来ない市中感染者が急増して来た。この2か月間、どんな努力をしたのか、疑問符がつく。

 3月31日に、パースに住む娘から届いたメールでは、ついに公園が閉鎖され、家族以外で一緒に外出できるのは2人までに制限された。葬式や結婚式の人数も、それぞれ10人と5人に制限された。

 今までに、レストラン・カフェ(持ち帰りを除く),ジム,パブ,映画館,劇場,遊園地,娯楽施設, 美容サービス施設,美術館,博物館,図書館等は、制限されていたが、さらに厳しくなった。

 違反者対策として、警察には、警告・罰金・逮捕権が与えられた。

 娘は、二週間後のスクール・ホリディまで登校させるつもりだったが、今週から休ませたそうだ。感染源を断ち切ることを基本に置いている政府の方針がぶれないので、納得している。

 日豪政府の温度差を見せつけられると、救いようのない絶望感に包まれる。

 

★政府の正念場:コロナ対策(前編)

2020-04-01 08:22:46 | 日記・エッセイ・コラム
 諸外国の強権的な新コロナウイルス対策に「そこまでやるか!」と驚くと同時に、日本政府の弱腰が不安を掻き立てる。

 権力でウイルスを制圧する是非については、意見が分かれると思うが、次の段階へと進むにはある程度の強引さが必要になる。

 日本政府は、リーマン・ショックを上回る経済対策を打つというが、現時点におけるメニューを見る限り、先の展望は絶望的だ。一番先にリーマン・ショックから脱出したのは、中国だった。

 多くの国民は、食糧品や物品を中国からの輸入に依存していることを実感し、今や中国が「世界の生産工場」の地位を不動にしたことを学んだ。

 体制の違いはあっても、目的が同じなら、参考にしたら良いと思うのだが、、、。