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プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★第15回金沢市民マラソンに寄せて

2008-11-08 14:03:57 | スポーツ

 明日9日に開催される金沢市民マラソン大会は、今年15回目を数える記念大会。残念だが、今回は出場を見送ることにした。

 昨日、ジムで顔を合わせた走友は、初回から欠かさず参加しているという。同じ大会を走ると、その年の調子の良し悪しを判定出来るそうだ。ランニング日誌も同時に記録しているので、体調管理上にも参考になるという。”継続は力なり”の隠れた効用の一例だ。

 さて、都市部のレースの宿命だが、交通規制する事前の周知にも限界があり、コースの所々で毎年トラブルが発生している。とりわけ、金沢市内は城下町特有の変則交差点が多いので、車が迂回道路を利用出来ずにイライラが募るのが原因。10㎞ロードには珍しく、2か所の関門を設けているのも、そういった事情からだろう。

 将来的には、大会廃止を検討していると聞いた。私は、市内の交通機関が全面ストップする百万石祭りの一環として、同日開催を提案してきたが、相手にされない。住民の理解と運営スタッフの努力抜きに大衆スポーツは成り立たないだけに、せめて参加者全員が感謝しマナーを守って走りたいものだ。


★60肩ってあるの?

2008-11-07 09:18:51 | 日記・エッセイ・コラム

 40肩、50肩というのはよく耳にするが、60肩ってあるのだろうか?この2ケ月間、右肩痛で寝返りを打つことさえ辛かったのが、徐々に楽になってきた。主治医は、「糖尿病とは関係ない。整形外科へ行っても、痛み止めと軟膏を塗る位だろう」と素っ気なかった。

 ならばと、40肩で半年間通院した当時の治療法を思い返し、自己治療に専念した。治療法といっても特別なものではない。もともと、肩甲骨や肩関節周囲の炎症なので、筋肉を鍛錬するしかない。

 朝晩2回のストレッチと入浴時には首まで浸かり、逆手にした腕を肩甲骨に押しあてたり、屈伸させる方法を繰り返した。シップ剤も併用したが一向に改善せず、病院へ行こうかと諦めかけた矢先、痛みが軽くなり始めた。少し前までは、胸を張ると痛むので、足元を見つめて走るしかなかったが、前傾姿勢をとれるようになってきた。

 走友から会うたびに、「たるんでいるからだ。来年3月8日開催の第1回和倉万葉マラソンを走って、温泉で反省会するぞ!」と、檄を飛ばされる。いきなりフルは無理だと答えながらも、冬場の適当なレースをサーチ中だ。超高齢社会には、60肩や70肩も市民権を得ても何ら不思議ではない。が、レースに出るという心的緊張感が症状を和らげたとすると、病はやはり気からか?


★オバマとケネディに学べ!

2008-11-06 09:49:43 | 日記・エッセイ・コラム

 次期アメリカ大統領に民主党のバラク・オバマ上院議員が選ばれた。初の黒人系大統領の誕生で、アメリカは確実に変わると期待する。シカゴでの勝利宣言演説を聞きながら、1961年のケネディ大統領の就任演説を思い出した。

 白人・黒人・ヒスパニック等の人種差別を無くし、全てのアメリカ人が心を一つにして変革を目指すとの決意を示したオバマのキーワードは、「Change」と「One America」。自分に投票しなかった国民に「私はあなた方の大統領でもある」と協力を訴えた。そして、有名な「of the people by the people  for the people」を引用した。 

 一方、ケネディは冒頭、「政党の勝利ではなく、自由の勝利だ。それは、始まりとともに終わりを象徴し、変化とともに再建を示す」と宣言した。そして、締めの「ask not the nation can do for you,but ask what you can do for your country」は、鮮烈な印象を与えた。今の日本に欠けているのは、まさに「国が我々に何をしてくれるかではなく、我々が国のために何を出来るか」なのかも知れない。

 当時、私は18歳。記憶力旺盛で英語に対する情熱も持ち合わせていたので、彼の演説をテープにとり丸暗記しようと努めた。今は、半分も憶えていないが、長い年月を経ても文脈だけは記憶している程、強烈なメッセージだった。来年の1月20日にオバマ新大統領が行う就任演説を楽しみにしている。


★走友に勇気づけられて!

2008-11-05 09:59:46 | 日記・エッセイ・コラム

 マラソン・シーズンに突入したというのに、レースを走れないもどかしさは、ランナーにとって最大のストレス。走友の話やブログを通じて、その活躍振りを知ると、なおさらその思いが募る。

 今朝、2日に開催された大阪淀川マラソンで初フルを完走したH君からメールが届いた。家庭に不幸があり、心身ともに疲労の極にあった状況で、最後まで踏ん張った気力に感服した。

 マラソンとは、他の競技と根本的に違いごまかしがきかない。北京五輪における野口や土佐の例を見れば明らかだが、過ぎたるは及ばざるがごとしで、レース当日にピークを合わせないと、最高のパフォーマンスが実現しない難しさがある。

 監督やコーチがついていても、所詮、最後は自分自身で管理する以外ない。「マラソンは、いつでも どこでも 誰にでもでき、他人に迷惑をかけない」唯一のスポーツだ。同じ個人競技であっても、テニスや水泳のように一定の施設は不要だ。

 いわば、自分自身との戦いで結果を出すスポーツで、レースでも一切のハンディがない。気力が失せた段階で勝負がつく、メンタル要素が極めて大きい。それがマラソンの最大の魅力であり、素晴らしいスポーツだと感じる所以でもある。その楽しいレースに出場できないのが我慢ならず、途中棄権を承知で16日にハーフを走ることにした。


★身近に感じた円高の影響

2008-11-04 09:49:03 | 日記・エッセイ・コラム

 ニュージーランドに住む娘から入った電話に驚いた。12月に挙式予定の新郎が勤める会社が人員整理に乗り出したのだという。

 解雇されるかも知れないのに、彼は、「まだ若いし、次の仕事を探す」と平然たるもの。「来年、富士山に登りたかったのに旅行費用が足りなくなる」ことを心配している様子とか。国民性の違いと娘は割り切っているが、嫁に出す側の親としては、内心、穏やかではない。

 アメリカが世界経済をけん引してきた時代は終わりを告げた。経済至上主義の当然の帰結でもある。しかし、新しい水路を切り拓かない限り、今回の経済危機は終焉を迎えない。

 小泉政権以来、アメリカ追従型の社会になることに警鐘を鳴らし続けたが、運命共同体に成り下がってしまった日本。政府が打ち出した経済対策で簡単に打開できる筈もない。「政局より政策」と大見栄を張るなら、言葉先行ではなく、与野党とも実のある将来ビジョンを示し国民の信を問うべきだ。世の中を覆っているのは、政治への不信から来る閉塞感なのだから。