プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★空虚な1日

2008-11-02 16:48:22 | 日記・エッセイ・コラム

 NHKの日曜討論をぼんやり見ていたら、与謝野大臣の発言に目が覚めた。「定額給付金に所得制限を設けるのは当然だ。生活支援として給付する以上、年収2千万、3千万といった人を対象にするのはおかしい」との説明だった。

 私自身は、一律支給は反対だから得心する。が、麻生総理は「2兆円を世帯数で割れば、約6万円になる勘定」と発表したはずで、頭の良い人達の詭弁に感心する。そういえば、与謝野さんの祖父母は、与謝野鉄幹・晶子だから文学的表現にたけているはずか。

 方針転換するなら、せめて「消えた年金問題で、追加支給すべき42万人の原資に充当したい」位の知恵はないのだろうか。第3者委員会で認められても、「いつ支給されるか分からない。死んだら、あの世から貰いにきたい」と訴える80歳の老人の心情をどう受け止めるのだろうか。

 馬鹿らしくなってチャンネルを変えると、全日本学生駅伝選手権大会の中継。箱根駅伝を走る機会がない大学にとっては、実質上の日本一を決める大会だけに各校の意気込みが伝わってきた。が、やはり観るより自分で走る方が楽しいもの。淀川沿いを走る大阪の走友の健闘を祈りつつ、時間を消費している自分が惨めになった。

 気を取り直して午後、ジムに出かけ「体成分測定」を受けた。3か月前の測定値よりも筋肉量が減少していた。もともと、BMIや体脂肪率には全く問題がない。筋肉量が標準レベル以下なのに、体重の減少分がそのまま筋肉量の減になって表れるのが不安だ。

 帰宅し、天皇賞レースを観戦。1・2着と3・4着が写真判定になる白熱のレースだった。審議中のランプがともってから、結果発表までの時間が長かった。久し振りに馬券を当てたが何となく空虚な1日だった。