プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★お国柄の違い

2008-01-09 09:44:53 | 日記・エッセイ・コラム

 何度か海外旅行を経験すれ気づくことだが、旅行代理店やガイドブックでは教えてくれないことが沢山ある。我が家の客人の目にうつった「見ると聞くとは大違いの実例」を幾つかご紹介したい。

 ガソリンスタンドで給油中に携帯電話をかけている光景は、ニュージーランドでは禁止されている。引火性のあるものは携帯電話に限らず、使用を差し控えるのが賢明だ。

 駅伝やラグビー・サッカーのテレビ中継中、スポンサーのアルコール・メーカーのCMが流れた。我々には違和感がないが、NZLでは酒のコマーシャルは午後9時前は一切禁止。理由は説明するまでもなく、青少年の飲酒対策だ。

 旅行者には気になる「海外旅行保険」。最近、クレジット・カード付帯の保険でも、疾病補償するところが増えてきたが、大抵は傷害補償だけのところが多いので、ご自分のカード会社の約款を一度チェックしておくことをお勧めする。NZLでは、海外旅行者でも旅行中に病気になれば公的治療機関で無料。恩恵に浴したくない話だが。

 ところ違えば文化も違うのは当然で、海外へ出かけるなら、日本流が通用しないと心得て謙虚でありたいものだ。さいわい、NZLでは日本人に対する印象はすこぶる良いそうだが、彼らには中国人・韓国人との区別はつかないことも心得ておきたい。


★新春小噺

2008-01-05 14:50:21 | 日記・エッセイ・コラム

 「do you have an ice?」「no,i haven't」。この寒い時に、アイスクリームが食べたいのかと訊くと、「do you have an ace?」のことだった。トランプゲームの途中、飛び込んできた二人の会話で、「エースを持っているか」と、手の内を探っていたのだ。

 「so cold to die!」、ジョギングして帰ってきた客人(shaun君30才)がいうので、「あまりに寒くて死にそうだ」と言っているのかと思ったら、「so cold today」だった。彼は朝6時半頃に起き、雨が降っていても、毎日短パン姿でジョギングに出かける。約1時間汗をかき、シャワーを浴び朝食というのが滞在中の日課だ。年末から寒い日が続き、ここ2週間私は走る気にさえならないでいるのにだ。

 ニュージーランドの公用語は英語だが、英国語ではない。オージー・イングリッシュとも違う独特の訛りがある。日本人が学校で教わるのは、正確にはアメリカ語だから、早口でしゃべられると全く理解できない。娘に通訳を任せて、徹底的に日本語で相手することにしたが、老夫婦にはつらい試練の日々である。


★新年のごあいさつ

2008-01-03 16:42:00 | 日記・エッセイ・コラム

006_2 あけましておめでとうございます。新年早々、天気予報が嬉しいほうにはずれ、金沢市内の積雪はゼロ。だが、気温はさすがに低めで、時折りみぞれまじりの雨に見舞われています。

今年の我が家の正月は、娘がNZLから夫婦で帰郷し、いつになく賑やかだが、文化の違いに老夫婦は戸惑い気味の毎日。

 まず、彼は朝6時半頃に起きだして、ジョギングに出かける。気温が低く、雨が降っていても平気で、とても付き合えない。しかも短パン着用だ。さすがに、元ラグビー選手だけに、少々の悪天候は意に介さない。

 昨日、「慶明戦」のTV中継で、両チームの選手がコートを着てグランドに並び、挨拶をするのを見て「アーッ」とうなった。NZLでは、ジャージー姿で並ぶチームは皆無とか。コートを着ていると、寒さに負けるような弱いチームと思われるだけで、戦う前に負けていると。この光景だけで、日本のレベルが分かると辛辣な解説だった。先のW杯の準々決勝でフランスに負けた時には、全国民がショックで仕事が手に付かない程だったというから、国技に対する思い入れの強さに圧倒された。

 次回は、新春の小噺めいた文化の違いをご紹介したい。