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時悠人chosan流処世術

★紅葉の功罪

2015-12-08 16:43:53 | 日記・エッセイ・コラム
 12月6日の朝、妻と娘と3人で、琵琶湖に面した長浜城公園内の紅葉を見物していたら、園内の掃除をしている老人に出合った。

 妻が、「大変ですね。おかげさまで綺麗な紅葉を見させて頂けます」と挨拶すると、「あんた達には、きれいかも知らんが、わしにとっちゃ単なるゴミでしかない。」と、吐き捨てるような言葉が返ってきた。

 「今年は、いつもより紅葉が遅いから、毎日、ゴミ掃除するもんには堪らん。この広い公園を金も貰わんボランティアや。やっとれんよ」と言うのを聞いて、不愉快になった。

 妻と娘は、その後、長々と愚痴話に付き合っていたが、私は、徐々に距離を置いて、その場を離れた。人が動くと情報が動くものだが、そもそも、ボランティアとは、なんぞやと、その老人に問いたかった。