プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★たかがコーヒーされど珈琲

2015-06-21 09:25:47 | 日記・エッセイ・コラム
 鳥取県にスターバックスがオープンした5月23日、開店前に1,000人以上の行列ができ、話題をさらった。コーヒー店が出来た程度で騒ぐなんて馬鹿げているが、「全国で唯一無かった」ことで関心を集め、メディアが大々的に報じた。まさに一周遅れのトップ・ランナーが脚光を浴びた感じだ。

 1年前にお隣りの島根県へ旅行した際、出雲大社の参道入り口前にスタバを見つけたが、前年にオープンした際、鳥取県知事が負け惜しみに、「スタバは無いけれども日本一の砂場はある」と迷言(?)を吐いたり、「すなば珈琲」が開店したりと騒々しかったようだ。

 どうしてそこまで拘るのかと調べて見たら、鳥取県は珈琲の消費量が全国第2位。珈琲好きの県民の自負心が背景にあったらしい。ちなみに、全国1位は京都市で一人当たり年間3,330g、3位は札幌市同2,992gで鳥取県は同3,295gだそうな。

 ちなみに、わが家の年間珈琲豆購入量は、二人で約16㎏。一人当たり8,000gだが、これは自宅で消費する量なので、外で飲む量を加えると、10㎏をゆうに超える。しかも、通販で鳥取県の珈琲店から取り寄せており、鳥取県知事の珈琲党に顔を連ねる資格を満たしているようだ。

 珈琲は、たかだか嗜好品の一つに過ぎないが、個人の生活のより所は、その”たかが”と冠する琴線にあることを為政者には思いを到らせて欲しい。


★島根紀行~出雲大社~
JR出雲市駅から乗ったタクシーの運転士が、「14日は、安倍総理が大祭礼に来て、警備がすごくて、、」とぼやいたが、顔は笑っていた。それもその筈、昨年、島根県を訪れた観光客は、...