プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★職質(2/2):顛末

2014-07-01 08:40:36 | 日記・エッセイ・コラム

 若い頃だったら、「あなたの身分を証明するものを見せて下さい」と詰問しただろうが、年の功と言うべきか、逆らわなかった。

 帰宅して、妻に鬱憤をぶつけると、「最近、自転車の盗難が増えてるからかしら」と、一応、同情してくれたが、「これからは、身だしなみを整えて、免許証持って外出したら」と、からかわれる始末。

 夜のテレビ・ニュースで、殺人事件で息子を亡くした両親が、情報提供を訴える映像が流れた。私が、職務質問を受けた場所が、殺人事件の起きたアパートの裏道で、6年前の事件当日と知った。

 事件の情報収集や防犯パトロールだったのだと、釈然としない気持ちに区切りをつけた。が、辞書で「職務質問」の意味を調べたら、「警察官が、挙動不審な者や、他人の犯罪行為を知っていると思われる者を呼びとめて質問すること」とあった。

 挙動不審、或いは、徘徊者と疑われないように自己防衛するしかないと総括した。とはいえ、公権力の行使に当たっては、最低限、調査目的を説明して貰いたいものだ。