プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★「七夕サミット」

2008-07-07 08:35:30 | 日記・エッセイ・コラム

 今日から「洞爺湖サミット」が始まる。年に一度、世界の首脳が一堂に会する点で、「七夕サミット」だが、とても願いが叶いそうにないのは、雨と霧のせいなのだろうか。

 強力な決断力と実行力を有する首脳が集うのに、裾野でのさや当てばかりが目立ち、とても山頂(Summit)に到達しそうにない。実務レベルで綿密に調整した結果を発表するだけのセレモニー色が強すぎる。過去の開催地をみても、常に風光明媚な保養地ばかり。警備体制上の理由からだと言うが、世界のトップの憩いの場にしても贅が過ぎようというものだ。

 この季節は、小松・千歳、富山・千歳便は連日満席になるのだが、ここ1週間ばかり席に余裕が出ている。現地でも、観光客の姿はまばらで開店休業に近い店も多いようだ。唯一、札幌のすすきの界隈だけが賑わいを見せているとか。全国から借り出された警察官が毎晩、飲みに繰り出すからだ。連日、国道沿いでカメラを抱えて立っている老人は、全都道府県のパトカーを冥土の土産に撮影しておくのだとか。笑うに笑えぬエピソードだ。

 400億円をゆうに超える警備費用に加え、1,000㎞も離れた東京のコインロッカーや自販機、ゴミ箱の使用停止までして警戒にあたる付随費用を加味すると、気が遠くなる金額のはず。温暖化対策を討議する会議のために、排出するCO2量は測り知れない。この際、福田総理に「サミットを国連の会議に組み入れる改革」を議長提案して貰いたいものだ。