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時悠人chosan流処世術

★e-Taxって個人向け?

2008-03-02 10:11:27 | 日記・エッセイ・コラム

 毎年、確定申告時期が到来すると、決まって税金の無駄な使い方に愚痴が出る。税務署は社保庁と違って、集め方が上手いと言われるが、仕事の進め方自体にもその違いが出ていて面白い。

 国税庁が現在、普及推進している「e-Tax」というシステムをご存じだろうか。国税電子申告・納税システムで、最大の魅力は、証明書類の添付が省略出来ること。私は、従来から国税庁のHPを利用して計算処理を行い、提出書類を郵送していたが、e-Taxでは、電子データで送付するのでペーパレスになる。

 申告の都度、多くの証明書類を添付するのに閉口していたので、電子化は大歓迎。そこで、説明会に参加してみたのだが、説明を聞いて導入を見送ることにした。考えてみれば当然のことだが、重要な個人情報を扱うのでシステム上の制約が多く、事前準備手続きも面倒だ。

 まず、税務署に開始届出書を出し、利用者識別番号を取得する。次に、市町村の窓口で電子証明書の取得する。この二つが揃ったら、ICカードリーダライターを購入し、ようやく初期登録準備が完了だ。別々のところに3回足を運ぶ手間が省けるなら利用したのだが、年に一回のためにそこまで踏み切る気にはなれなかった。

 税務署の抜け目のないところは、今年と来年の2年間、導入特典(最高5,000円税減額)を設けているのだ。だが、それは事前準備に要する証明書取得やカードリーダー購入費用見合いでしかなく、自分のところの懐は痛まない仕組みだ。