「オレオレの巣窟」 志駕晃 幻冬舎文庫
表紙。左から、奨学金を抱えた貧乏女子大生は卒業しても借金かえせない。金髪にいちゃん、奮闘す。中央の、オレオレ詐欺社長の演説。貧乏人が金持ちから盗る、革命だとさ。略屋みたいな理屈に微笑。
そして結婚詐欺師。ひっかかった風俗店の電話さくら嬢。
作者は本業がラジオディレクターのせいか、よく世情を見ている。おもしろい。
こわいねえ「スマホを落としただけなのに」映画原作 志賀晃と 2作とも映画になったのは、以前に紹介した。
ちなみに「あなたもスマホに殺される」は、主人公が教員のせいか詰まらなかった。「ちょっと一杯のはずだったのに」密室殺人は、主人公のアルコール依存症に現実感がなかったので落第作。