千恵子@詠む...................

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「痴漢とは何か」被害と冤罪を よくぞ調べた牧野雅子と

2020年03月03日 | 詠む

「痴漢とは何か  被害と冤罪をめぐる社会学   牧野雅子  エトセトラブックス

題名のとこに、東京新聞の書評リンクを貼った。

『痴漢冤罪』は、性被害をエロとして楽しむこともできて、女を憎むこともできる。二度おいしいテーマだったと思います

著者の言葉。そうだよなあ。

終わりのほうに、警察官だったときに痴漢被害にあった際の実話が報告されている。なまなましい。

たいへんな主題を、よく調べてくれた感謝。

--------- 目次 ----------

第1部 事件としての痴漢

  1. 痴漢事件はどのくらい起こっているのか
  2. 痴漢事件はどう捜査される
  3. 痴漢を取り締まる条例

第2部 痴漢の社会史〜痴漢はどう語られてきたのか

  1. 戦後から1960年代まで〜電車内痴漢という被害
  2. 1970年代〜悩まされる女性たち
  3. 1980年代〜文化と娯楽としての痴漢
  4. 1990年代〜痴漢ブームと取締り
  5. 2000年以降〜痴漢冤罪問題と依存症

第3部 痴漢冤罪と女性専用車両

  1. 痴漢冤罪ばかりが語られる理由
  2. 女性専用車両をどう考えるか

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