千恵子@詠む...................

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ブラックの「クランズマン」実話から 半世紀たちスパイク・リー賛

2019年05月07日 | 詠む

映画「ブラック クランズマン」

なんだいこれは、と思ったら実話。前代未聞の潜入捜査。1970年の米国、コロラドスプリングスで、アフリカ系アメリカ人初の市警察巡査となったロンが、クー・クラックス・クランの地方支部への潜入捜査。相棒の白人は、ユダヤ人。

最初に累々たる死。医師を探すスカーレット。半世紀前の高校生のときに見た「風と共に去りぬ」のこの場面は覚えていない。でも2015年の新訳を読んだら、クークラックスクラン。がんがん出てくるのよねえ。そして翩翻とたなびく南軍旗。

そして1915年公開の『國民の創生』。ニューヨーク大学フイルムスクールで監督が批判映画を作り“映画の父グリフィスへの冒涜”だと教授の怒りを買い、一度は退学命令を言い渡されたんだって。ふふ、意味深だ。

数ヶ月間の捜査が終わった後に、描き出されるのは「現在の米国」。圧巻の映画だ。

 

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