千恵子@詠む...................

リンクにて開く世界は万華鏡 あれやこれやと交差の果てへ

「津軽・斜陽の家」の光芒を 丹念に綴る鎌田慧と

2016年07月24日 | 詠む

「津軽・斜陽の家 太宰治を生んだ「地主貴族」の光芒」 鎌田慧 講談社文庫

津軽。東北の「地主貴族」の勃興と零落。

太宰治は十代のころに何冊も読んだけど、二十代になると嫌になった。卑屈で見栄っ張りなんだもの。

誠実な鎌田慧がルポするって違和感があったけど、同郷の津軽なんだ。

東北の歴史は奥が深いぞ。ボロ儲けって、ほんとに襤褸で儲けることだったんだ。

十三湊は、日本海七港のうちのひとつだったんだ 142

地主たちが鉄道建設に熱中した理由 「駄賃付け」と蔑称されながらも運搬は業者に独占されてたから 155

飢饉で人肉 166 すさまじい飢饉だ

ホイト 184 ホイト芸をしてたおじさんに逢ってないなあ

借子の着干 248 服が無いから、着て干すってわたしもやってる

---------- 目次 ------------

序章 兄弟

1章 地主

2章 棟梁

3章 鉄道

4章 飢渇

5章 借子

終章 斜陽

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