千恵子@詠む...................

リンクにて開く世界は万華鏡 あれやこれやと交差の果てへ

ソビエトと米国ともに集権化 あらがうレオと「エージェント6」

2015年10月13日 | 詠む

「エージェント6」 トム・ロブ・スミス 新潮文庫

主人公はKGBの前身である国家保安省の捜査官レオ。「レチャイルド44」リドリー・スコット監督の映画にもなった第1作。

強制労働収容所を描いた「グラーグ57」が、第2作。

そして、レオ・デミドフ3部作の完結編なのだ。

黒人歌手の暗殺。自由人女優ジーン・セバーグを破滅せた、コインテプロか? 卑怯きわまりない米国の公安警察。

アフガニスタンに侵攻し、おんな子どもまで殺戮するソ連。人のうえに蝶地雷を落とすソ連の軍用機。

子どもを殺すような男たちに忠誠を尽くそうとしないレオの、壮絶な闘い。

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