嗚呼これは未来のわたし...かもしれない 「漂流老人 ホームレス社会」
「漂流老人 ホームレス社会」 森川すいめい 朝日新聞出版
帯には「平等だということが、差別になることもある。」 私たちに希望はあるか?
鍼灸師であり精神科医でもある青年の、池袋でのホームレス支援活動の実録。
認知症、アルコール依存症、知的障がい、統合失調症と様々な付加要因。
自己決定権についても示唆に富む。
終身刑受刑者を描いた坂上香もそうだったが、この著者も「いじめ」サバイバーなんだ。
-------- 備忘メモ -----------------
76 認知症者の家族会を呼んで、職員研修を積極的に行うショッピングモール
99 生活保護申請への、スタッフ同席
162 幻覚妄想状態でも、6段階で具体的に話せば...伝わる
163 べてぶくろ やはりそうか
198 経済的競争力の糧にならない人間は、ホームレスか精神科病院か刑務所に、社会は押しやっていないか。家族だけに責任を押し付けていないか。
208 研修医時代の、ひどい上司 = 医者