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ぶんちゃん日記

最北の、何もない静かな山奥「ぶんちゃんの里」のオーナーの交流日記です!

子牛の誕生つぎつぎ

2009-07-19 16:38:19 | Weblog
 ここ2~3日で子牛が5頭誕生した。
放牧地の片隅を小さく策で囲い、分娩占用の施設にしていて分娩間近な牛ちゃんはそこで生活する。そこでの分娩には一切の介助はしないで自然分娩をする。
分娩が近づく様子は、時々見回りによってそれなりの経験から推定することが出来るか、時々何も知らない間に誕生して驚く事もある。

 5頭誕生した今回の子牛は全てオスであった。残念な限りである。オスばかり5頭が続くことは我が牧場にとって珍しい。オスは7日~10日で売られていく。

 明日、2家族の搾乳体験の予約が入っている。その子牛達へのほ乳体験もある。酪農の話をするときに、このオス子牛を話題にできる。

 「このオス子牛は明日オスだけ買っている牧場に売られていってしまいます。そして、餌を毎日毎日腹いっぱいに食べさせられ、1年半くらいで丸々と太った牛になります。そして殺され肉になりみんな人間に食べられてしまいます」と。
「あの子牛ちゃん達の命は18ヶ月間だけです。人間の為に殺されるのです」と。
牛ちゃん達から「命をいただいている事を語る最高の場面」でもあります。
体験に来て頂いた方々が「シーン」となるときでもあります。

 近日中に後4頭のお産が予定されている。メスの誕生を期待しよう。経営経済が良くなるためにも・・・。 
 

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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (肥育農家)
2009-07-24 01:45:02
肥育牛が「たくさん食べさせられ殺されて行く」という事実は決して間違いではありませんが、
我々肥育農家は決して「殺すために牛を育てている」のではありません。

結果として私達は多くの牛の命を絶って生活していることに代わりはありませんが
牛達が少しでも不快な思いをしないように、美味しく餌を食べられるように
不自然な飼料で体調を乱さぬように細心の注意を持って飼養しています

命の犠牲が我々の利益であり、利益を生み出して貰い私達が生活の糧が産まれ
そのことに感謝することが牛達への供養です
それは酪農も肥育も同じと私は考えます。(酪農は生命の循環がありますが・・・)

当然ご理解頂いている事とは存じますが、是非一般の方へのご説明の際は
肥育農家への配慮を込めた内容を取り入れていただければ幸いと思います。
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ごもっともなご意見 (Unknown)
2009-07-24 09:27:50
 肥育農家さん
 ごもっともなコメントありがとうございます。
わたしの伝えたいことは、牛を通しての命の大切さです。「牛から命をいただいて私たちは生かされている」と。
「肉を食べることによって失われている動物の一つの命のあることを・・」と続けます。
 その時に、10日間で子牛を売ってしまう酪農家のこと、肥育してと殺場に送る肥育農家の事は、聞いて下さる消費者の方は意識としては持たないようです。
「そうなんだ!!」という気持ちでうなずいてくれます。
「いただきます。の意義はそこにあるんだよ」伝えています。
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