ぶんちゃん日記

最北の、何もない静かな山奥「ぶんちゃんの里」のオーナーの交流日記です!

農業施策に関する建議

2009-12-24 19:40:39 | Weblog
 今日、浜頓別町農業委員会は、農業委員会等に関する法律第6条第3項の規程に基づいて町長に対して、当面する3つの課題について建議をおこなった。

 いま酪農は、飼料高騰が続く中で今年の天候不順による、越冬粗飼料確保不足や飲用乳緩和による消費の低迷、次年度の乳価の引き下げ予測など引き続きの厳しい
状況下にあります。

 こうした中にあっても町の基幹産業である酪農の維持発展は不可欠であり、振興方策を実践していくことは緊急の課題でもあります。そして、意欲的な担い手が経営に参画しやすい環境を作っていくための支援対策も重要です。
 こうした観点にたって、担い手対策を重視した持続可能な酪農対策の支援、各経営体にあった経営支援体制の拡充、農地基盤整備の推進などを大きな柱とした建議内容になった。

 町の酪農家戸数は、経営主の高齢化や担い手不足によって年々減少傾向にあり、酪農家子弟の就農、外部からの新規就農、配偶者対策など関係機関が一丸となって対策を講じていくことが大切だと改めて認識した1日でもあった。

 その後、酪農関係の別組織の会議がありその中でも、関西からの酪農実習を希望する若者の受け入れを審査、決定や酪農後継者の婚活対策について関係者と真剣に論議を交わしてきた。
年明け早々から酪農青年と論議していくこと等を決定した。

 今日の会議で今年の組織に関する全ての会議を終わった。何かにつけて反省することの方が多い年でもあった。心の中では悩み、悔しがり、何度もやめたくなったりを繰り返しながら、組織活動の難しさを改めて実感した1年でもあった。そしてまた、議論を通して元気をもらい、奮い立たせていただいた。

 全ての出来事に感謝だ!!
 
コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「かなざしさん」が居た所 | トップ | オーライ!ニッポン大賞応募 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
勝手な意見ですが (Unknown)
2009-12-25 01:00:19
突然失礼なことと存じますが、ブログ拝見した上で私が思ったことは
後継者確保・新規就農等の「担い手問題」を外部に求めすぎているような気がするという事です

農家出身以外でも酪農畜産を志し学ぶ青年が男女問わず今は沢山いますが
彼らが「酪農家」「農家」になりたいとは限りません
彼らは農業や畜産業の厳しい情勢や現状も表面上は学んでいますし
家族労働力での経営がどのような負担となるかも数字的には学んでいます

以上を踏まえて、貴方方は対外的な募集事業よりも
地域内でいかに魅力的な酪農畜産事業を行えているかを前面に出した方が良いと思います

本州ではあり得ない完全放牧型の酪農や粗飼料完全自給のアピール
高齢化・過疎化・後継者不足の逆境に負けない楽しい酪農を
貴方達自身が楽しんで、それをアピールしなければ
他人が魅力的に感じてくれることも無いのだと思います

重責もあると思いますが愚痴も苦言も漏らさず明るく明るく

あなたの元に訪れる若者は奴隷でも部下でも無いはずですから・・・これも大切なことと私は思います

貴方を始め地域の皆さん全員が楽しまなければ人はなかなか定着しないと思います
都会に負けない爆発的な吸引力を地域で作ってください
貴方一人の努力ではなく、地域全体で死力を尽くすような努力を・・・

失礼ですが同じような取り組みをしている自治体は本州でも多く存在し
「北海道」「最北」というフレーズだけでは求心力は極めて弱く感じてしまいます

もっともっと自分たちが楽しめる土地にして行くことが大事ではないかと思います


勝手な意見失礼いたしました


返信する
ごもっともなご意見で・・。 (Unknown)
2009-12-25 10:15:29
 「勝手な意見ですが」の書き込みありがとうございます。

 誠にご最もなご意見だと思います。私どもも地域の活性化、新しい農村郷作り、担い手対策などで、何度か新しい試みに挑戦してきましたし、たいした事ではありませんが、現在もその取り組み過程にある事業もあります。。地域住民や関係する人々が一丸となって対応対策に当たる重要性をも感じとっております。

 数年前に「担い手対策」の議論をしているときに「外部からの就農対策を求めすぎているのではないか」となリました。
そこで議論は、「酪農家の子弟が後継者にらないのに参入を求めるのはおかしい」「農村の魅力、酪農の楽しさを自分たちの子供達にキチッと伝えよう」と結論づけました。
そして、その対策に一つとして、酪農家で搾られた生乳がどんな流通ルートで消費者の元に届くか、を見る3泊4日の追跡研修に高校生までの酪農家子弟を連れて出かけたことがありました。牛乳工場、お菓子屋さん、ケーキ屋さん、スーパーなどお父さんお母さんが搾った生乳が、こんな所で使われていること、売られていること等を見ました。
「酪農って凄いことなんだ」と言うような感想もいただきました。

 この項でも記したことがありましたが、色々とやってみましたが「地域や町の活性化は基幹産業の発展無しには考えられない」と身をもって感じました。
魅力的な産業にするために、細かい事からでも実践して、住んでいる人々が「この地に住んで良かった」といえるような環境を作ることが活性化の源であることを感じています。

 そんなおもいを持って活動しても、失敗した事も沢山ありましたし、地域の団結を失ったこともありました。

 人々が結束して同じ目標に向かって進むこと、指導性に優れた人の存在などなど課題はありますが、ご指摘いただいたことを参考にして老いた腰にムチ打って生きていきます。

 「勝手な意見ですが」・・ありがとうございました。 
返信する

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事