午前3時50分

　少雪で気温も高く、今までにない過ごしやすい冬の日々を送っている山奥に住む私達。
今年は、道東を中心に観測史上の積雪の所もあるようで、雪の多さや吹雪に苦い経験の持つだけにお気の毒感をもっていた。

　しかし、3月にはいって我が家周辺では何だか降雪の日が多くなった。
まだ平年より少ないと思うが、少雪の喜びも頓挫しそうな気配も・・・。我が家周辺でも、昨日から今朝にかけて降雪と吹雪に見回れた。

　寝室から外をのぞき「降ったなあぁ～～」と目を細めて・・
午前３時５０分、起き上がって除雪に。年寄りのためか目覚めは良い。思ったよりの積雪ではないが・・・。懐中電灯をもって
除雪車へ。周辺が真っ暗な中の新雪を歩くのは何となく壮快な気分ではない。

　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　

　除雪車の車庫に近づくと、私の人影を知って慌てて逃げたようなシカの足跡が無数に・・・。
遠くを懐中電灯で照らすと樹木の間から光った目らしものも・・・。

　　　　　　　　　　　　

　闇の中にトラクターのエンジン音を響かせ除雪をはじめる。
午前4時を回っているだろうか～～。この音は眠りの世界の人の耳元へも届くだろう・・と気の毒にも。

　　　　　　　　　　　　　

　綺麗になった周辺を見て、「午前３時５０分の威力だ」と早起きでの仕事ぶりに自己満足に。
早朝からのうるささに、猫たちも目を覚まして外に出てきた。

　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　しめった重たい雪であった。
一冬に決まった量の降雪があるのだったら、この先も数回は今日のようなことがあるだろう～～。
午前3時50分はまだ続くことに・・・・。

　日中は穏やかで気温も高く・・・
明日も良い天気のようだ。40日ぶりの出札出張も安心して・・・。