担い手対策

　我が家の周辺もここ数日間の強う風で一気に黒色の大地が顔を出してきた。雪解けが進むと農作業の
事も気にかかり気持ちが慌ただしくなる。
しかし、いまの時期、年度変わりでもあって色々な組織の「総括と方針を立てる会議」が開かれ議論する
機会が多くある。

　今日は、酪農に夢と希望を持っている方々を研修生として受け入れ、新規就農者を育てることや酪農理解促進
を諮るために体験実習生をうけいれる、ゆめ酪農育てる会の総会があった。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　いま私どもの農村地帯は、経営主の高齢化や担い手不足によって離農が余儀なくされる傾向にあって、担い手
対策は重要な課題の一つでもある。
会議の中でも、新規就農の方法や就農希望者への円満な経営継承のあり方などについて議論を深めた。

　担い手対策の提案の中の一つに、外部からの就農対策ばかりではなく、酪農家子弟を担い手として育てていく
こと大切さも強調した。つまり、酪農家の子ども達に酪農の素晴らしさを実感していただくような研修視察会の
実施、家で搾られた生乳がどんな流通過程を通って消費者に届けられているかを知ることによって、酪農を大切さ
を学ぶ事ができる流通追跡の研修会の実施も決めた。

　酪農を持続的に発展させるために、酪農家自身と関係機関が一同に会して担い手対策を考えることは、極めて
大切なことだと改めて認識した会議でもあった。