ぶんちゃん日記

最北の、何もない静かな山奥「ぶんちゃんの里」のオーナーの交流日記です!

被災地の酪農家の思い

2011-04-02 19:31:12 | Weblog
 甚大な被害をもたらした震災から3週間がすぎた。
最近、私の購読している新聞でも、震災時の避難時の様子や危機一髪で助かった人の状況、一緒に避難する途中で相方が
津波にのまれいった話、両親を失い子供が辛さをこらえて前向きに歩みはじめた事等などの記事が掲載されている事が多い。

 そんな記事を目にするときに、決して「涙なくしてなくして」読むことは出来ない。
想像を絶する事でありその苦痛が心に突き刺さる思いがする。

 今日の新聞には、原発で避難を余儀なくされている酪農家の思いがあった。一般紙で酪農家の悲惨な状況を目し、改めに
原発に対して、同業者として切ない気持ちがこみ上げてきた。

 見殺しには出来ないと、避難先から通いエサを与えていること、置き去りにされた牛たちがエサ不足でやせ細り、病気など
で死ぬ牛も続出しているという。「いっそうのこと宮崎県の口蹄疫の時のように殺処分を命じて欲しい」と語る言葉の中から
家族同然に育てている牛たちが、苦しみながら日々生きている姿を見る、苦痛さが痛いほど伝わってくる。

 20㌔県内にある南相馬市のkさんは毎日、避難所から自宅へ通い乳牛35頭にエサを与えているという。「自衛隊や警察は
やめるように説得にくるが、生き物を扱う苦労が分かっていない、何とか生かしてあげたい」と語ったと・・・。

 「一日も早く将来の経営の見通しを立てられように、東電や国は具体的な補償対策などを示すべきだ」と心から思った。

 
コメント (2)
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