ユニバーサル映画100周年記念作品だけあって、映画の最初にあるユニバーサルロゴも迫力があるものにバージョンアップ。
新しい技術により強力な電波を水の存在がある可能性の惑星に向けて発信する。
プロジェクトの博士に言わせるともしエイリアンがいても、コロンブスと先住民。もちろん地球は先住民でなす術もないだろうと言う。
しかしなんとこれが一発でビンゴ! それだけで凄い技術力ではあるが、それでも何万光年だか分らないが遠く離れた彼方からアッと言う間にやってくるエイリアン。
ハワイ沖に落下した未確認物体はハワイに据えられた通信用アンテナの周囲100キロをバリアで覆うほどの科学力。
それに対抗するのはアメリカ海軍と大演習している最中だった日本の海上自衛隊など14ヵ国の軍隊。しかしバリアは強く歯が立たず、内側にいたのはアメリカ軍の駆逐艦2隻と自衛隊のみょうこう1隻だったが、エイリアンを攻撃するもアッと言う間に2隻が撃沈されてしまう。
みょうこう艦長ナガタの作戦でどうにか全滅を免れるが、エイリアンたちはハワイのアンテナを使い着々と母国に向けての通信を試みようとしていた。
ま~なんでこうアメリカ映画の対策って突っ込みどころ満載なんだろう。
半分それを分ってて観に行っているのだけれど、それにしてもって感じで、単純にドンパチ、ドカン!ドカン!を楽しむ映画というしかないなあこれは。
主人公のアレックス・ホッパーは定職も付かずアパートもなく海軍士官の兄の世話になって、バーに来た女性をナンパしようと彼女が欲しかったチキンブリトーを調達するために、閉店後のコンビニに忍び込んで店をメチャククチャにし、警察にスタンガンで捕まるほどのどうしょうもないヤツ。
そのホッパーと自衛艦の指揮官ナガタがケンカしたり、上官が全て死んでしまったのでホッパーが階級上で艦長になってしまったりと、かなり無理がある。アメリカ映画ではよくある話でナンパした彼女のお父さんが海軍の提督だったりするし。
エイリアンはヒューマノイドだけれど、ちょっと邪悪な感じ? これは地球の軍隊にも言えることかもしれないなあ。相手の宇宙船も武器は強力でとても歯が立たないのだけれど、いつの間にか通常平気で破壊する事ができるようになったり、ライフルの様な銃で宇宙船のキャノピーを破壊したり、ついには退官していたアメリカ海軍の戦艦ミズーリ(これこそがバトルシップ)を退官したおじいちゃん兵士と、急速に才能を伸ばしたホッパー達と一緒にエイリアンをやっつけちゃうんだから、もう凄いとしか言えない。
ミズーリは記念館だったのに、なんで大砲を積んでるんだろう。
エイリアンは武器や闘争心を感じ取って、そういう物だけを攻撃し、もしかしたら地球から武力を無くしてくれるイイ人達なのかなと一瞬期待したが、そういうこともなく、ホッパーがテレパシーで感じ取ったのは新しい星を確保する目的だった? やっぱい侵略か。
宇宙船を5隻ほどやっつけてめでたしめでたしとなる訳だが、それで終わりと思うのはあまりにも短絡的過ぎ? コロンブスなどヨーロッパからの侵略者は次から次へとアメリカ大陸~アジアに手を伸ばしたくらいだから。
と思ったら字幕が全て終わってからもう一つシーンが。
場所はスコットランド。
これまた無謀なヤツが…。
字幕途中で帰ってしまう人がおりますが、やっぱり映画は照明が点くまでは座っていたいです。