打ち合わせの帰り道、北海道立近代美術館で開催している『いわさきちひろ展』に行ってきました。
この展示会も残す所あと3日。
先週妻が行って惜しくも?入場者3万人にはならず。
いわさきちひろの絵は昔から知っていたけれど、これほどファンが多いとは。
平日というのもあるかもしれないけれど、入場者は95%が女性って感じで、こういう優しい絵はやはり女性が好むものでしょうか…と書きながら、男性的な絵って?
そもそも絵画やイラストが好きな男って少ないのかも(^^;
しかし、いわさきちひろって1974年に亡くなってから随分経っていたんだ。
1960~70年代に描かれた雑誌の絵は少し時代を感じさせるものだけれど、やはりその時代だったから子供も、母親もあれほど柔らかく暖かみのある人物が描けたのかもしれない。
芸術というのも生まれ育った時代、環境で作品は随分変わってしまうものでしょう。
当時描かれた紙が酸性紙というもので年数が経つと劣化していくため、EPSONの協力でピエゾグラフという複製画で出品された絵も数点ありました。
スキャナーで読み込んだものを特殊なインクを使って出力されたということで、透明水彩の薄く淡い色もほぼ原画に忠実に再現されているようで、私も最近は仕事でもインクジェットプリンターで出力する事が多いためどんなプリンターなんだろうと気になりました。
作品の合間に絵を仕上げる手法とか、色んなエピソードが掲載されていました。
中でも1966年ちひろが47歳の時にヨーロッパ旅行に行った時、アンデルセンの生家に行った時に自分が描いた本を置いたところ、入場料を返してくれたとか、他の絵本作家の作品を見て自分の方が上手かったと家族に宛てた手紙に書いてあったのはちょっと微笑ましい話でした。
それから、日本の絵本の挿絵もたくさん描いており、浦島太郎の原画もありました。
展示のこととは関係ありませんが、最初の子どもたちが亀をいじめている場面。
その亀の小さいこと。一瞬亀はどこにいるんだ?と思えるほど手の平に乗るくらいの大きさで、こんな小さい亀をいじめるなよ!などと変な事を考えてしまいました。
その後にはしっかり太郎が亀の背中に乗って竜宮城へ行くので、迎えに来た時には大きな姿になっていたんだと思われます(笑)
後半は「平和への祈り」をテーマに『戦火のなかの子どもたち』から数点。
全体を通して感じたのは、寂しそうな顔をしている子どももあるのですが、概ねというかほとんど可愛らしい子どもたち。
ホントはそうでもない子もいるけどな~なんて下衆な事を考えてしまうのが品のない所だよなあ(^^;
でも、本当に良い絵ばかりで楽しかった。
私はちひろさんが亡くなった55歳まであと数年…。
しっかり生きなきゃダメですね
近代美術館の前庭にあったドウダンツツジ。
可愛らしい。
椴法華(とどほっけ)の、村の花だったんです~。
この展示会も残す所あと3日。
先週妻が行って惜しくも?入場者3万人にはならず。
いわさきちひろの絵は昔から知っていたけれど、これほどファンが多いとは。
平日というのもあるかもしれないけれど、入場者は95%が女性って感じで、こういう優しい絵はやはり女性が好むものでしょうか…と書きながら、男性的な絵って?
そもそも絵画やイラストが好きな男って少ないのかも(^^;
しかし、いわさきちひろって1974年に亡くなってから随分経っていたんだ。
1960~70年代に描かれた雑誌の絵は少し時代を感じさせるものだけれど、やはりその時代だったから子供も、母親もあれほど柔らかく暖かみのある人物が描けたのかもしれない。
芸術というのも生まれ育った時代、環境で作品は随分変わってしまうものでしょう。
当時描かれた紙が酸性紙というもので年数が経つと劣化していくため、EPSONの協力でピエゾグラフという複製画で出品された絵も数点ありました。
スキャナーで読み込んだものを特殊なインクを使って出力されたということで、透明水彩の薄く淡い色もほぼ原画に忠実に再現されているようで、私も最近は仕事でもインクジェットプリンターで出力する事が多いためどんなプリンターなんだろうと気になりました。
作品の合間に絵を仕上げる手法とか、色んなエピソードが掲載されていました。
中でも1966年ちひろが47歳の時にヨーロッパ旅行に行った時、アンデルセンの生家に行った時に自分が描いた本を置いたところ、入場料を返してくれたとか、他の絵本作家の作品を見て自分の方が上手かったと家族に宛てた手紙に書いてあったのはちょっと微笑ましい話でした。
それから、日本の絵本の挿絵もたくさん描いており、浦島太郎の原画もありました。
展示のこととは関係ありませんが、最初の子どもたちが亀をいじめている場面。
その亀の小さいこと。一瞬亀はどこにいるんだ?と思えるほど手の平に乗るくらいの大きさで、こんな小さい亀をいじめるなよ!などと変な事を考えてしまいました。
その後にはしっかり太郎が亀の背中に乗って竜宮城へ行くので、迎えに来た時には大きな姿になっていたんだと思われます(笑)
後半は「平和への祈り」をテーマに『戦火のなかの子どもたち』から数点。
全体を通して感じたのは、寂しそうな顔をしている子どももあるのですが、概ねというかほとんど可愛らしい子どもたち。
ホントはそうでもない子もいるけどな~なんて下衆な事を考えてしまうのが品のない所だよなあ(^^;
でも、本当に良い絵ばかりで楽しかった。
私はちひろさんが亡くなった55歳まであと数年…。
しっかり生きなきゃダメですね
近代美術館の前庭にあったドウダンツツジ。
可愛らしい。
椴法華(とどほっけ)の、村の花だったんです~。