紅い梅。 2009-03-05 | つれづれの風景。 こういう梅の花をみると、一輪挿しを買い求めてみたい気になる。 他の花は似合わない、紅梅一枝一輪だけ挿すに値するようなもの。 侘び造りのサクラの古木の床柱、その床の間の藁漆喰の壁に、白隠和尚の円相図に梅の賛。 などと夢見ごちをする。 そんな風情での生活はやはりあこがれる。 人間が多分に変わるだろうともおもえる。 現(とき)の間をおもえば、笑える夢想ではあるが。 いかんいかん。 夢想ではなく、ちさきも今は理想を語らねばいかん。 理屈に合った想いと夢に見る想いの区別まどわす、紅い梅。