人を笑わすのが商売の人々がいる。
「笑わすのは良いけれど、笑われてはいけない」
とどこかで聞いた。ん。名言だ。
コメディがトラジディになるのだろう。
喜劇が悲劇になり。悲劇が喜劇に変貌する。
そのような現象がまま起こることが、人生を彩りあるものにしている。
悲劇を演じようとすればするほど、喜劇になる。
笑われることに、慣れればなれるほど、悲劇だ。
笑いはいつ嗤いに変貌するかわからない。
多分悲劇を演じきれるのは、喜劇に精通した人間だけではないだろうか。
その逆もしかり。
そこにある。ここにある。あれ。これ。それは。
コメか。トラか。
・・・。
太宰治さんの。人間失格には、その節がある。
人は。
人生は。
コメかトラか。
・・・。
身の丈にあったことをしていながら失敗して笑われるのはコメディ。
身の丈をわきまえず失敗して笑われるのはトラジディ。
商売に関してはそんな気がする。
・・・。
ついつい呑みすぎて、大トラになる小生。
よせば良いのになぁ。
やめられない。とまらない。
止め処の定まらないこの体質。
どう仕様もない。こう仕様もない。
喜劇だろうか。悲劇だろうか。
今日も泣き笑い。
・・・。