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早坂紗知のライブ盤

2020-08-27 | JAZZ (CD)
早坂紗知のライブ・アルバム(CD)、
これは、彼女の誕生日である2月26日に毎年行われている恒例のライブですが、昨年は同じ誕生日である何時もの山下洋輔に、森山威男も参加したという超豪華な組み合わせとなっています。

「早坂紗知 2.26 バースディ・ライブ」 NBAGI RECORDS N-018
 
1. MY FAVORITE THINGS
2. CHIASMA
3. MOANIN’
4. TALK
5. HUSH-A-BYE
早坂紗知 (as, ss) RIO (bs) 山下洋輔 (p) 永田利樹 (b) 森ddy山威男 (ds)
録音 2019年2月26日 江古田 Buddy

最初の「MY FAVORITE THINGS」では、早坂紗知が唯一ソプラノ・サックスを吹いていますが、美しいメロディ・ラインが徐々にフリーインプロヴィゼーションへと化して行き、バックを務める山下トリオも同様に、後半になるに従って次第に高まりを見せ本性が表われてくるという痛快な演奏です。
2曲目以降、早坂のアルトは想定通りのプレイとなっていますが、このライブでの最大の聴きものは早坂のご子息のRIOによるバリトン・サックスで、音が厚みを増し、しかもブリブリの演奏が強烈な印象を与えています。
また、「 CHIASMA」の冒頭では、バリトン・サックスとアルト・サックスの2管が加わった分厚いサウンドのインパクトがすざまじく、後半になって何時ものパターンの展開となりますが、最後は森山のドラム・ソロの「トトン」を合図にテーマに戻っています。
一方、ミンガスの「MOANIN’」では、RIOの無伴奏によるソロから始まり、その後のテーマに移っても4ビートが延々と続き、その上を早坂のアルトが被るという展開となりますが、山下もハードにならずペースを保っており、後半ではミンガスの曲らしくベースも力強いソロを披露しており、収録曲の中では一番の長尺で、しかも好演となっています。
そして、「HUSH-A-BYE」は最終曲に相応しく、各人によるソロのリレーで締めくくられています。

なお、早坂のメンバー紹介を兼ねた8分を越えるトークも収録されていますが、これまでの各種エピソードを交えての楽しいおしゃべりです。
この2・26のライブ、機会があれば生で聴いてみたいです。

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